2016年6月14日

 昼過ぎの新幹線で群馬に向かっている。 午後から地元で4人のひとに続けて会う。 どんな会合も真剣勝負だ。

 午前10時30分。 参議院議員会館地下1階の会議室で「排他的経済水域(EEZ)の権益確保に関する法律案(仮称)」に関する打ち合わせ会議をやった。 武見敬三参院議員、小倉將信衆院議員、山本一太の3名と関係省庁の役人20名以上が参加。 先日、自民党のワーキングチームで取り纏めた法案要項の骨子案に関し、各省の意見を聞いた。

 先日、中国の艦船が初めて尖閣周辺の接続水域に侵入した。 参院選前の政治空白(?)も十分、意識しての行動だと考えるべきだ。 このタイミングに合わせて、日本の海洋権益を保護するための議員立法の検討が与党内で着々と進められていることを示さねばならない。 いずれにせよ、この法案は、次の臨時国会では必ず成立させる!(断言)

 さて、ここからは前回のブログの続編。 参院選の投票日まで1ヶ月を切った。 過去、山本一太も、6年に1度の参院選挙を4回も戦った。(ふう) 衆院選挙(12日間)に比べて、参院選挙(17日間)は長い。 選挙期間中に、2度、週末(土日)が巡って来る。 

 この間、1度か2度、選挙の流れが変わる小さな節目に遭遇する。 その風がどちらに吹くかによって、少なくとも4、5議席(「爆弾低気圧」が発生すれば10議席以上)は増えたり、減ったりするのだ。

 実は、青森県で「油断のならない気配」を感じた。 民進党と共産党の野合に違和感を抱くひとが多い半面、マスコミ等が報道する選挙のデータだけ見ると、野党統一候補がある程度、功を奏している気もする。 

 参院選が近づくにつれ、国民の中にも「民進党にとても政権は任せられないが、どのみち政権選択の選挙ではない。少し緩みがちの自民党に少しお灸を据えても大丈夫だろう!」「野党があまりに弱いのも考えものだ。参院では少しバランスを取ったほうがいいのではないか?」といった心理が働きやすくなる。

 前回の衆院選挙では、最終盤で各マスコミが、こぞって「自民党に勢い。単独で3分の2に達する可能性も!」みたいなことを発信した。 こうした報道が逆バネとなって、最後に20議席近く押し戻された感覚だった。

 ましてや、参院選は風に大きく左右される。 仮にこのタイミングで相手側に風向きが少し傾いたとすれば、激戦区はさらに苦しくなる。 安泰だと思っていた1人区でも、野党統一候補が差を縮めて来る可能性がある。 ここらへんは、今から覚悟しておいたほうがいい! 

 が、しかし、投票日までに「風の色」はもう一度、変わる。 いろいろな意味で「選挙情勢を変える」力を持つ「安倍総理の激戦区行脚」(本格的なテコ入れ)も始まっている。 候補者本人と陣営が死に物狂いで頑張れば、現時点でリードされている選挙区でも逆転は十分に可能だ。

 今後、野党統一候補の激しい追い上げに遭うかもしれない選挙区でも、今、気がつけばまだ間に合う。 全力疾走でゴールに駆け込むしかない。

 この際、1人区の選挙を戦う候補予定者の方々全員に「危機感」を持ってもらたい。 皆さん、何が起こっても対応出来るように、もう一度、気合を入れ直してください! 微力ながら、「群馬のちび政治家」も応援に入ります!! 

 あ、もう高崎か。


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」