2016年5月24日

 20時過ぎ。 新幹線で東京に向かっている。 夕方の列車で地元に入った。 伊勢崎市選出の某県議の地区県政報告会(2ヶ所)に出席。 短い激励演説をやった。 得意の「とんぼ返り」だ。

 今朝は、午前7時30分からの県政懇談会と、午前8時からの党の政調全体会議に続けて出席した。 午前10時からは(昼を挟んで)3時間半の財政金融委員会もあった。 

 国会もいよいよ終盤。 参院の審議日程は益々、窮屈になっている。 どの法案をどれだけ通せるだろうか?! 吉田参院国対委員長も、いろいろと考えを巡らせているはずだ。

 さて、閣僚でも、党の幹部でも、総理の側近でもない自分が何を言おうと、大勢にはほとんど影響しない。(ガクッ) だから、この際、ハッキリと言わせてもらう。

 以前から、このブログで「衆参同日選挙は十分にあり得る!」と繰り返し発信して来た。 この予想が外れても、政治家として何のダメージもない。(笑) もっと正直に言うと、衆参同日選挙になろうとなるまいと、自分自身は痛くもかゆくもない。 解散権を持つ総理の判断に従って行動するだけだ。 

 が、しかし、もうこの段階まで来たら、総理には「ぜひ衆参ダブル選挙を決断してもらいたい」と考えている。 その思いが日々、強まっている理由は以下のとおりだ。

 第1に、(過去のブログで何度も指摘しているように)衆参同日選挙は参院選の候補者に有利に働く。 激戦区、接戦区の現職や新人候補にとっては、現時点の形成を大きく変える「ある種の神風」になるだろう。

 第2に、表面的には強気の姿勢を見せていたとしても、野党は(いろいろな理由で)「何とか同日選挙を避けたい!」と思っているはずだ。 自分が民進党の幹部なら必ずそう思う。 相手が最も嫌がることをやるのが選挙の鉄則だ。

 第3の、そして最大の理由は、安倍首相がこのタイミングで衆参ダブル選挙を打ち、その結果、再び自公で過半数を獲得すれば、「安倍長期安定政権」に向けての大きな一歩になる。 もう少し正確に言うと、来年の自民党総裁選挙で安倍総裁が再選される可能性が「断然、高まる」ということだ。

 そりゃあ、そうだろう。 過去、安倍内閣以外に「3度続けて国政選挙で大勝した」政権はない。 ましてや、4度続けて国政選挙を勝利に導いた総裁を途中ですげ替えられるわけがない! 

 そうなった場合、2年後の総裁選挙での安倍総理の「潜在的なライバル」と見られている人たちが「出馬しにくくなる」ことは間違いない。 対抗馬が立たないケースさえ考えられる。  

 万一自公政権が今夏のダブル選挙を乗り切れたとしたら、総理は4年後の任期満了まで解散しない気がする。 いや、安倍総理には、東京オリンピック&パラリンピックまでの更なる4年間、国家のリーダーとして腰を据えて日本再興に取り組んでもらいたい。 そうすれば、任期7年を超える佐藤内閣以来の本格政権になる。 

 安倍首相には「長期安定内閣」の下で日本再生のための諸施策を最後まで成し遂げ、歴史に残る総理になっていただきたい。 何度も言うが、それが日本の国益だ。

 あ、間もなく東京駅のアナウンス。 新幹線は速いなあ。 


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」