2016年5月21日

 13時過ぎ。 前橋市民球場で行われた日本ソフトボールリーグ前橋大会第2試合の「太陽誘電vs日立戦」の始球式でピッチャーを務めた。 群馬県ソフトボール協会長として初の始球式だった。 練習では上手くいったのに、本番で力が入りすぎて暴投に!(無念) 次回は必ずストライクを放り込む!

 夕方にかけて、中曽根県連会長を激励する会(2ヶ所)に出席。 短い応援演説をやった。 夜はマスコミ関係者との会食。 どんな会合も真剣勝負だ。 少し話しただけで、相手の「情報力」はたちどころに分かる。 なかなか面白かった。

 さて、今から10日後の6月1日に安倍総理が衆院を解散して、いわゆる「ダブル選挙」になだれ込む可能性は十分、あると思う。 理由は次の4つだ。

1.安倍総理は、繰り返し「解散の『か』の字も考えていない!」という意味の発言をしている。 が、「絶対に解散はしない!」という表現は一切、使っていない。 

 今、解散の「か」の字も頭に浮かんでいないとしても、ある時、急に考え始めるかもしれないということだ。(笑)

2.政府は総力を挙げて熊本地震対策に取り組んでいる。 衆院選挙の最中でも、関係各省への指示は十分出来る。 解散したからといって、被災地復興のプロセスが滞るようなことはない。

3.安倍総理は、自らのリーダーシップで誘致に成功した2020年の「東京オリンピック&パラリンピック」を首相として見届けたいと思っているに違いない。 そうだとすれば、次の自民党総裁選挙の展望等から考えても、ここで解散総選挙をやって勝つ(=与党で過半数を確保する)ことが「総理をあと4年やる」(=約8年間の「長期安定政権」を実現する)ための最大の早道だ。

 総理がダブル選挙に踏み込む理由として、「伊勢志摩サミットの成果やオバマ大統領の歴史的な広島訪問で支持率の上昇が期待出来る」とか、「衆参同日だと野党協力が難しくなる」とかいった誰でも考えつく分析をよく耳にする。 が、総理のダブル選挙という決断を最も強く後押しするのは、「2020年の東京オリパラを自分の手で成功させたい」という強い願望ではないだろうか。

 加えて、今回、解散しなかったら、次に衆院選挙をやるタイミングを見つけるのは、なかなか難しい。

4.過去のブログで繰り返し指摘しているように、衆参同日選挙は、独自の支援組織を持たない参院の多くの自民党候補者にとって一種の「神風」になる。 何度も言っているように、「本当に選挙の強い自民党参院議員」は一握りしかいない。 それより何より、激戦が予想される地域の1人区の形勢を大きく変えられるとしたら、この方法しかない! 

 こんな分析をするひともいる。 「結局、自民党の世論調査の結果次第ではないか?参院選単独でも十分、過半数を確保出来るなら、衆院の議席数がある程度減ることを覚悟してまでダブル選挙をやる必要はなくなるだろう」と。

 が、この見方は甘い。 参院選まであと1ヶ月半余り。 選挙が近づけば近づくほど、参院選の情勢は与党にとって厳しくなると見ておいたほうがいい。 2回続いていること自体がすでに「小さな奇跡」と言ってもいい衆院の「3分の2」を維持することより、参院選挙で確実に勝つことを優先すべきだ。 自分はそう考えている。

 あ、大事な電話がかかって来た。 この続きは次回のブログで。


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」