2016年5月3日

 22時30分。 遅めの夕食(チキンカレー)を食べ終わった。 これが美味しかったのなんの。(ニッコリ) 明晩もこれでいこう!

 昨日、前橋市内で開かれた選考委員会で、「尾身朝子衆院議員を群馬1区の新たな公認候補として推薦する」ことが決定された。 会議の後、選考委員会のメンバーから直接、その旨の連絡があった。 県選出の国会議員全員にタイムリーな情報が届けられたようだ。

 本日の地元紙(上毛新聞)と全国紙(群馬版)は、一斉に選考委員会の決定を報じている。 地元紙1面の大見出しは、次のようになっている。

「次期衆院選群馬1区~尾身氏を公認推薦 自民選考委『実績あり即戦力』」

 報道によると、選考委員(9名の県議)による無記名の投票が行われ、尾身朝子氏が多数を占めたとのこと。 投票結果は公表されていないものの、地元紙を含む複数の新聞が「尾身氏が7票、康隆氏が2票」という結果だったと書いている。 これが事実だとすれば、「誰がどちらに投票したのか?」は瞬時に分かる。 もちろん、山本一太の分析をここに書くようなことはしない。

 自分なりに把握している県選出国会議員のこの問題に対する考え方についても、一切、触れるつもりはない。 4月30日に(やはり非公開で)行われた選考委員会による県選出国会議員からの意見聴取の後、記者に囲まれた中沢委員長が、「尾身氏を推す声が多かったように思う」と答えている。 

 この選考委員会と国会議員との会議に関しては、「山本一太氏を含む2名の国会議員が尾身氏への支持を明確にした」と書いた記者もいた。 これが事実かどうかは言わない。 が、名前を出さなくても、態度を表明することは出来る。

 中沢選考委員長は会見で尾身氏に決まった幾つかの理由を挙げたらしい。 各紙の記事を総合すると、次の3点に集約される。

(1)現職で即戦力になり得る点が評価された。
(2)同時期に親子で2議席を占める可能性があることに否定的な議論(「県民に理解されないのではないか?」という意見)が選考委員の間にあった。
(3)国会議員の間に尾身氏を推す声が多かった。

 新聞に掲載された中沢委員長のこの説明を読んで、改めて思った。 「やっぱり県議の多くは、自分と同じ感覚だったんだ、な」と。

 衆院群馬1区の新たな公認申請候補として「2人のうち、どちらを推すか?」について、個々の県議、国会議員の間でも「温度差」があるのは間違いない。 が、自分の個人的な感触からいくと、「1区県議団、国会議員全体の8割近く」が、「総合的に考えて、今回は尾身朝子さんが公認候補になる流れだろう」という認識だった気がする。

 群馬の有権者に選ばれた国会議員と県議の多くが、そう感じていたのだ。 このことが、全てを語っている。

 無記名投票に参加した9人の県議の人たちは、あらゆる要素を勘案して、1票を投じたに違いない。 それが(報道が正確なら)「7対2」という結果になった。 

 尾身朝子氏の15分間の魂を込めたプレゼンも決め手の1つになったのではないか。 朝子さんの思いは、地元のために汗をかいてきた県議たちの胸に響いた。 「政治家として本物である」ことが伝わった。 そう信じている。

 地元紙と全国紙の群馬版は、選考委の決定を受けた尾身朝子氏と中曽根康隆氏のコメントも掲載している。 後ほど、全紙をチェックして、記事になっている尾身氏と康隆氏の発言をこのブログに記録として残しておきたい。 この時点での2人のスタンスを、安倍総裁を含む党幹部にも正確に把握しておいて欲しいからだ。

 とりあえず、地元紙(上毛新聞)に載った朝子氏の話は次のとおり。

「正式決定ではないが、光栄に思う。責任の重さをひしひしと感じている。」

 会見のようなことはやらなかったと聞いた。 もう1人の候補者だった康隆氏への配慮もあったろう。 ここらへんの抑えた反応がいかにも朝子さんらしい。

 同じ地元紙が、選考委の結論を受けて記者会見した康隆氏の言葉も紹介している。 関連の部分を抜粋しておく。

「選考漏れを受け、中曽根康隆氏は2日、前橋市内で記者会見し『非常に残念』とする一方、国政への志がより一層強まったとして『今後も群馬にこだわり、何かがあった時に即戦力になりたい』と新たな決意を語った。無所属での出馬は否定した。」

「中曽根氏は『無所属でも出馬してほしい』という声があることを認めながら、『自民党員として頑張りたい』と述べた。」

 康隆氏が「無所属出馬を明確に否定した」のは良かったと思う。 「自民党員として頑張る」と言ってくれたことも。 が、康隆氏の無所属出馬は、最初からあり得ないと考えていた。 県連関係者も自民党支持者も皆、同じ見方をしていたはずだ。 

 普通で考えれば、誰でもそう思う。 何しろ、父君の中曽根弘文・県連会長が3ヶ月の参院選挙に党公認候補として出馬するのだ。 その中曽根県連会長を自民党県連が一丸となって応援しようとしている。 

 万一、その矢先に康隆氏が無所属でも立候補するなどと言ったら、中曽根会長の支援態勢さえ組めなくなるかもしれない。 県連会長を(いろいろな意味で)窮地に陥れることになる。

 次回のブログでは、尾身朝子氏と中曽根康隆氏の発言に関する山本一太の感想を述べる。

追伸:某大手紙(群馬版)の記事で言及されている中沢委員長の会見での言葉~「(康隆氏は)将来、活躍出来る逸材だ。また頑張っていただけるよう応援したい」~に賛同する。全く同感だ。 焦る必要はない。 康隆氏が志を遂げるチャンスは、必ずどこかで巡って来る。 


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」