2016年4月28日:パート2

 夕方。 議員会館事務所でひと息ついた。 回りの時間が2倍速のスピードで動いている気がする。 どうもおかしい。 時空の狭間に落ち込んでしまったのかも。(笑)

 午前中は、役所のレクが2つ続いた。 内閣府科技部局からは、「科学技術イノベーション総合戦略2016(案)」に関する説明。 自分が科技担当大臣だった時に作ったこの総合戦略(閣議決定)も第4弾になるんだ、な。(感無量) 

 総合戦略の中身について言うと、日本発の「Society 5.0」という言葉が新しい。 狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続く新たな経済社会を指す。 日本発のこのコンセプトをもっと広めないと!

 復興省からは、東日本大震災の復興5年間の現状と課題を聞いた。 避難者は当初の47万人から17万人まで減少した。 が、被災者の心身のケアや産業再生等の課題は残っている。 次の5年間(復興・創生期間)に向け、復興プロセスを加速させていく必要がある。

 さて、今日も衆院群馬1区公認問題について政治家山本一太の信じるところを述べたい。

 群馬1区の新たな公認申請候補を選ぶプロセスが正式に始まっている。 言うまでもないことだが、選考委員会をどう運営していくかについては、「選考委員会の決めた方針」を尊重すべきだ。 

 選考委員会発足後、中沢委員長等の委員会執行部は、可能な限り「中立・公正」な協議を行う環境を整えるために腐心して来た。 万一、その選考委員会が合意した協議の進め方に誰かが従わなかったとしたら(まさかそんな人がいるとは思わないが)、選考委員会の存在自体が軽くなってしまう。(苦笑) 中沢委員長、運営については自信を持って「決定したとおり」にやってください。 ほとんどの国会議員も私と同様の認識だと思いますから!

 さて、今回のブログでは1つ、大事なことを申し上げておきたい。 それは、自民党本部が「次期衆院選における群馬1区の新たな公認候補として尾身朝子衆院議員を推す」ということだ。 少なくとも自分は、100%、そうなると信じている。

 なぜなら、自民党総裁である安倍首相が「尾身朝子氏の公認を強く後押しするのは間違いない!」と確信を持って言えるからだ。 総理の意向を直接、確かめたわけではない。 が、このことは、過去20年、いい時も悪い時も安倍総理を一貫して応援して来た自民党国会議員としての分析、というより確信だ。

 どうしてそう思うのか? 先の衆院選挙で苦戦が伝えられていた佐田玄一郎衆院議員を当選させるためには、群馬1区で佐田議員とのコスタリカ方式により交互に当選していた尾身幸次元財務相の支持票を掘り起こすことが不可欠だった。 当時、尾身後援会は強力なネットワークと集票力を誇っていた。 

 その「尾身票」を取り込むために尾身朝子氏の立候補を促したのは、他ならない安倍総理自身だった。 安倍総理から直接、聞いた話だから間違いない。 今の状況でこのことを書いても、総理には許していただけると思う。

 過去、自民党公認候補として2度、比例区の選挙を経験し、いずれも当選に届かなかった朝子氏は、当初、総理の要請を辞退した。 が、いろいろ悩んだ末、北関東比例区から自民党公認として出馬したのだ。 

 安倍総理の戦略が十分に機能したことは、過去のブログで解説したとおりだ。 尾身朝子氏の立候補と群馬1区での応援が、佐田議員の再選に大きく貢献したことは疑う余地がない。

 永田町には、お世話になる時だけはお世話になって、いざ自分の身が危なくなると平気でハシゴを外す「小心者たち」がいる。 安倍総理はこうしたタイプの人間とは真逆の存在だ。

 現職のベテラン自民党議員の再選を助けるため、総理の気持ちに応えて3度目の出馬を決断し、真面目に汗をかいてくれた尾身朝子氏の信義と貢献を安倍総理が忘れるわけがないではないか!(断言)

 加えて、朝子さんは国会議員に当選後も、毎朝、党本部の部会等で政策の議論に参加し、自民党の活動にも真面目に貢献して来た。 だいいち、地元の選考委員会の判断基準の主要な要素は「自民党への貢献度」なのだ。 安倍総理が尾身朝子氏への全面支持を逡巡するわけがない。

 自民党総裁である安倍総理の明確なスタンス(?)は、谷垣幹事長や茂木選対委員長にもきっと伝わっている。 特に党への貢献度という点に関しては、お2人にも同じ認識を持っていただけると思う。 

 中沢選考委員長、織田沢幹事長、南波選対委員長代行、そして選考委員の皆さん、「次期衆院選挙における現職の公認を差し替えてもらう」という目的を果たすには、党本部の意向や立場も忖度しなければなりません! 力を合わせてこのプロジェクトをやり遂げましょう! そのためには、政治家・山本一太の「確信」も、どうか頭の片隅に置いておいてください!!

 次回のブログでは、選考基準の中身を分析する。 結局、1区県議団から誰も手を挙げなかったことを残念に感じていることも。


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」