2016年4月2日

 夕方。 新幹線で東京に向かっている。 東京駅から羽田空港へ。 そのまま沖縄(那覇)に飛ぶ。

 15時20分から福田達夫衆院議員の「陽春の集い」に来賓として出席した。 会場の群馬音楽センターは満席。 第一部では谷垣禎一・自民党幹事長が講演したと聞いた。 

 マイクを握って、短くスピーチした。 「ごちゃごちゃ細かいことは言いません!新進気鋭の福田達夫衆院議員が福田赳夫元総理、福田康夫元総理の後継者として、(今回の選挙がダブルであろうとなかろうと)当選を重ね、1歩1歩着実に階段を上がり、日本を担う次世代リーダーになっていけるように、ここ集まった皆さんと一緒に全力で応援していきたいと思います!」 挨拶の直後に会場を後にした。 達夫氏本人の演説が聞けなくて残念だった。

 さて、自民党県連大会が終わる今月中旬以降、衆院群馬1区の新たな公認候補者選びが本格化する。 この大きな歯車が逆回転することは最早ない。 

 候補者選定作業の中心は県連選対部が担う。 特に地元の1区県議団9名の役割が大きくなるだろう。

 県連選対部が候補者決定プロセスの中核になるとはいえ、候補者の公認権を持つ党本部の考え方が、公認候補の最終決定に大きな影響を及ぼすことは疑う余地がない。 「群馬の国会議員団なるもの」が有名無実であったとしても、県選出国会議員の意見も参考にしてもらえると信じている。

 今後、県連選対部が(党本部と相談しつつ)「誰を公認候補として申請するか?」を決定するにあたっては、次の4つの観点が基準になるだろう。 あくまで個人的な見解だが、誰が見てもフェアな視点だと思う。

(1)次の衆院選に勝てるかどうか?
(2)これまでどれほど自民党の活動に貢献して来たか?
(3)今までの経歴や実績が国会議員としてふさわしいものか?
(4)関係者の合意を得られる候補であるかどうか?

 公認候補の条件として、山本一太と異なる要素(ちょっと思い浮かばないが)を挙げるひともいるだろう。 が、上記の4つの点を踏まえると、自分には(どう考えても)比例区現職の尾身朝子が「最適の選択」であるとしか思えない。 いや、普通の感覚なら、大抵のひとはそう考えるはずだ。

 (1)の勝てる候補者かどうかという点については、(過去のブログでも言及したように)誰が選ばれようと、県連が一致協力して応援すれば必ず勝てる! そう確信している。 逆に言うと、自分が考える有資格者、又は名前の挙がっている人たちの中で、「他の候補者に比べてずば抜けた集票力を持つ人物」は見当たらない。

 ただし、地縁と言う意味で言えば、朝子氏の父君の尾身幸次・元財務相は群馬1区の衆院議員を20年以上、努めていた。 朝子さんも選挙の度に尾身元大臣の応援に入り、地域の隅々まで歩いている。 集票力という点で、これは1つの強みになると思う。

 (2)に関しても、この1年半、現職の自民党議員として活動を積み重ねて来た朝子氏が明らかに1歩、リードしている。 ただし、地元活動への貢献という部分では、長年、選挙区の発展に尽くして来た群馬1区の県議団、特に前橋選出の県議は全く引けを取っていない。

 (3)について言うと、「東大法学部卒」という学歴は関係ないとしても、社会人としての経験の豊富さ、すなわち民間企業での実績や起業家としての苦労は、現職の衆院議員である尾身朝子氏の大きな力になっていると思う。 

 実際、過去1年半、国会議員として真面目に活動して来たのだ。 国政に携わったことのある候補者は、朝子氏だけだ。 まさしく即戦力ではないか!

 (4)に関しては、こう思う。 少なくとも群馬県選出の国会議員の中に「尾身朝子氏が群馬1区の新たな公認候補になる」ことに反対するひとはいないと思う。 だって反対する理由がないもの。 そもそも全員が満足する答えなどというものはない。 それなら、最も多くのひとが納得する道を選ぶべきだ。

 あ、間もなく東京のアナウンス。   


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」