2016年3月25日:パート2

 午前11時からの自民党総務会で発言した。 

 「先日、全日空のシステム障害で国内便が大混乱に陥った。原因はまだ分からないようだが、サイバー攻撃の可能性を指摘する専門家もいる。」

 「不必要に国民の不安を煽る必要はないと思うが、各国政府が最も心配しているのは、航空管制システムへのサイバー攻撃だ。まだ一度も発生していないものの、万一起こったら大惨事に繋がる。欧米等に比べ、日本はあらゆるサイバー攻撃に脆弱だと警告するひともいる。党としても、政府のサイバーセキュリティー強化を後押ししていくべきではないか?」と。

 二階総務会長が大きく頷いていた。

 さあ、ミルクティーを飲みながら、「その18」に突入する。 自分は「経歴」や「学歴」だけで人間を判断したりしない。 東大法学部卒のエリート官僚が優れた政治家になれるとは限らない。 逆に煌びやかな学歴がなくても、卓越したリーダーになれるひとは大勢いる。 

 群馬1区の人口の8割が集中する県都前橋選出の3人の県議は、いずれも地方政治の現場を真面目に歩き、地元の発展に貢献して来た。 それぞれ確かな実績がある。 個性やセールスポイントは違うが、議員としての使命感や人間性からも「国会議員として十分、活躍出来る人たち」だと確信している。

 中曽根康隆氏とは、ほとんど面識がない。 が、魅力的な経歴の持ち主だ。 手元にある資料によると、慶応大学卒。 米国コロンビア大学国際関係学修士号取得。 JPモルガン証券株式会社にも勤務経験がある。 数年前からは、父君である中曽根弘文・県連会長の秘書を務めている。 この資料にある情報が全て正確だといいが。

 何より、康隆氏には「華」がある。 これは大きな強みだ。 だからこそ、今回は無理をせず、堂々とデビュー出来るチャンスを待ったほうがいい。 そう思ってしまう。

 現職の衆院議員である尾身朝子さんはどうだろうか? 先ほど、山本一太は「1枚の履歴書」(表面的な情報)だけでひとを判断したりしないと書いた。 が、紙の上の経歴だけで比べたら、尾身朝子氏の「経歴」は、過去のブログで言及した「6名の有資格者」の中で、1歩も2歩も抜きん出ていると思う。

 朝子さんは東京大学法学部卒。 卒業後は日本を代表する企業の1つであるNTTに入社。 17年間、勤務した。 NTT在職中は科学技術情報発信・流通総合システム(J-STAGE)という重要プロジェクトのリーダーとして企画、開発、運用に関わっている。

 NTT退社後はITコンサルタント業を自ら起業。 情報通信会社の代表取締役としてITコンテンツ事業を展開した。 その後、東海大学総合科学技術研究所の教授にも就任した。

 注目すべきは尾身朝子氏の英語力だ。 父君である尾身幸次元財務大臣の仕事の関係で、小学校、中学校時代を米国で過ごした朝子さんの英語は完璧に近い。 

 とてもそんなふうに見えないかもしれないが(笑)、山本一太も米国ジョージタウン大学大学院(MSFS)の修士課程を修了している。 クリントン元米国大統領の母校としても知られるジョージタウン大学のMSFSプログラムは、米国ではかなり有名だ。 米国の外交雑誌「フォーリン・ポリシー」が発表した政治・外交分野の大学院ランキングで、全米No.1に輝いたこともある。

 が、(残念ながら)山本一太の英語力は、尾身朝子氏に遠く及ばない。 尾身幸次元財務大臣が創設し、朝子氏が事務局長を務める「STSフォーラム」は、今や世界の科学技術関連分野における3大会議の1つになっている。 記憶が正しければ、安倍総理も毎年、STSのオープニングセッションに参加しているはずだ。

 このSTSのセッションで議長を務められるだけの政策の知識と英語力を併せ持つ日本の政治家は、(自分が知る限り)数えるほどしかいない。 そのうちの1人が尾身朝子衆院議員なのだ。

 しかしながら、自分が群馬1区の新たな公認候補として朝子氏を推すのは、このひとの経歴が華々しいからではない。 もっと大きな理由がある。 

 尾身朝子衆院議員の本当の魅力と潜在力については、次回のブログで詳しく書かせてもらう。 政治家・山本一太にしか言えないことがある。


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」