2016年3月15日

 午前5時30分。 眠い目をこすりながら、盟友のMacBookAirを起動させた。 身体が熱い紅茶を求めている。

 午前8時から「排他的経済水域(EEZ)に関する法整備推進WG」がある。 連休前には最初の要項案を作らねばならない。 あ、昼12時の「知財戦略調査会・コンテンツ小委員会」(議員間討議?)には、最初の10分しか出られない。(ガクッ) 参院沖縄・北方特別委員会とバッティングしているからだ。

 さて、ここからは衆院群馬1区に関するブログの続き。 40代前半の頃、自民党改革派の急先鋒の1人として「党の世代交代」を訴えていた。 当時の長老たちから、「山本一太は何でも喋ってしまう」みたいなことを喧伝されたことがあった。

 が、事実は違う。 見た目と違って(?)慎重な性格だ。 重要な情報はけっして外に漏らさない。 大臣時代の担当記者や、一緒に政局を戦ったことのある同僚議員に聞いてもらえればスグに分かる。 むしろお喋りなのは、当時、対峙していた長老議員の方々だった。 子飼いの新聞記者を使って様々な噂や情報を永田町や霞が関、マスコミに流布するというのが、彼らの得意技だった。 

 この手法に対抗するために編み出したのが、「ブログによる発信」だった。 こっちのほうがずっとオープンで、かつ効果的だと判明したからだ。

 どんな世界にも「内々の集まり」というものがある。 それをいちいち外に出してしまうような人間は、大事な会合には呼ばれない。 というか、誰からも相手にされなくなるだろう。 

 3月5日の自民党前橋支部・役員会に出席した。 前橋選出の県議を含む30名以上の関係者が参加した正式な会議だった。 しかも議題は、「現職の衆院議員(小選挙区支部長)を次の選挙で推薦するかどうか?」だった。 

 全県1区の参院議員である自分にとって、県都前橋市は最も重要な選挙区の1つだ。 ここで過去4回、20年に渡って選挙を戦っている。 その前橋を含む衆院群馬1区の支部長が誰になるのかは、自身の次の参院選挙にも影響する。 当事者の1人として、この重要な会議に足を運ぶのは当然だと思う。

 誰がどう考えても、翌日の地元紙の記事になることは間違いないこの会議を自らのブログで取り上げた。 あるメディア関係者から、「一太さん、週末の前橋の会議には出るんですか?国会議員はほとんど欠席と聞いていますが…」という連絡があったこともキッカケになった。 

 誰が誰に流したのかは知らないが、(ブログで触れる前に)この役員会の情報はすでに広まっていた。 そりゃあ、そうだろう。 30人以上が出席する自民党支部の会議を秘密に出来るわけがない。(笑)

 何度も言うが、自民党県議団には強い思い入れがある。 自分にとっては、群馬1区の9名の県議の人たちとの関係もスゴく大事だ。 「山本一太は前橋のことに何でこんなにうるさく口出しをして来るんだ!」と思われるかもしれないが、1区県議団の方々に、これだけはぜひ、理解していただきたい。 群馬1区も政治家・山本一太の大事な選挙区なのだ。 各地域に山本一太後援会がある。 その点では、群馬選出の他の衆院議員と距離感が違う。

 ましてや、前回の参院選挙では、前橋市で9万人以上、利根沼田地域で3万人以上の有権者に名前を書いてもらった。 もちろん、1区県議団や市議団、自民党支部、各地区の山本一太後援会等の人たちに応援してもらったお陰だ。 が、それでも、過去の国政選挙でこれ以上の得票をした国会議員は1人もいない。 県議の人たちと同様、自分にもこの地域の発展に貢献し、あらゆる問題に関わっていく責任がある。 1区県議団の皆さん、そのことは分かってください。

 たとえば、ある会合に顔を出したとする。 「この件はブログに書かないで欲しい」と言われれば書かない。 でも、他の出席者がその「内緒であるはずの(?)会議」を記者に漏らし、記事になったりする。 「山本一太がブログに書くのはNGで、他のひとがマスコミに流すのはOK」というのも変な理屈だ。(笑)

 だいいち、誰がメディアに話そうと、必ずバイアスがかかる。 それぞれの思惑で説明する。 それなら、「直滑降ブログ」で解説するほうが、よっぽど透明で、フェアではないか。 嘘を書いたら、たちまちバレてしまう。 そこにいた他の出席者も全てを目撃しているのだ。

 あ、朝の会議の前にもう一つ、やらねばならないことがあった。 次回のブログ(その3)で、いよいよ本題に入る。


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」