2016年3月10~11日

 3月10日。 午前10時から財政金融委員会。 午前、午後と4時間の質疑があった。 15時過ぎ。 某県参院選の戦略を話し合った。

 夜は原発関係の資料を山ほど読んだ。 福島第一原発廃炉への道筋、最終処分場選定のプロセス、核燃料サイクルの展望…等々。 

 第4世代原発の「6類型」に関する文献を日本語と英語で読んでみた。 が、高温ガス炉も、ヘリウムも、鉛による冷却も、トリウム燃料もどうもよく分からない。 専門的知識が必要だ。(ふう)

 3月11日。 東日本大震災から5年。 亡くなられた方々に改めて心から哀悼を意を捧げたい。 
 
 午前10時から1時間20分の参院本会議。 14時30分からは国立劇場で行われた「東日本大震災5周年追悼式」に参列した。

 毎年、この日が近づくと胸が苦しくなる。 被災地には一瞬で愛する肉親を失い、大きく人生を狂わされてしまった多くの人たちがいる。 安倍総理の言葉を聞きながら思った。 

 「今も苦しい生活を強いられている多くの方々がいる。震災復興は道半ばだ。これからも政府・与党が全力を挙げて震災復興に取り組まねばならない!東日本大震災をけっして風化させてはならない!」と。

 その思いを抱えながら、深夜の「朝まで生テレビ」のスタジオに向かった。 議論のテーマは「激論!ドーする?!原発~再稼働・核のゴミ・住民は?」だった。 与党議員として守勢に回る場面も多かったが、とても勉強になった。 

 今回も、漫画家(評論家)の小林よしのり氏の「本音トーク」(物事の本質を突く発言)にドキッとさせられた。 「あの時、ワシは科学者に裏切られた気がした!」 政治家にはけっして使えない率直な表現。 だから説得力があるんだ、な。

 議論の細かい感想は書かないが、ひとつだけ言っておきたい。 人類史上、最悪レベルの原発災害に見舞われた福島の復興には時間がかかる。 廃炉へのプロセスは始まったばかりだ。 取り組まねばならない問題や課題は山ほどある。 政府の対応が100%、うまくいっているわけではない。

 が、あの未曾有の大震災は民主党政権の下で起きた。 番組の中で民主党の悪口は言わなかったが、全ての問題が安倍政権の責任であるかのような一部の論調には違和感を覚えた。 同じことを感じた視聴者も多かったのではないだろうか?!


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」