2016年2月19日

 15時過ぎ。 議員会館事務所にいる。 衆院予算委員会のテレビ中継を見ながら、Macのキーボードを叩いている。 野田佳彦元首相が久々に質問に立った。 安倍総理とのやり取りは見応えがあった。

 予算委員会の質疑を見る度に思う。 「何やかんや言っても、衆院は実力主義、能力主義だ。ちゃんと競争原理が働いている!」と。 これは羨ましい。(ため息)  

 午前8時。 党本部で行われた「資源・エネルギー戦略調査会」(再生可能エネルギー普及拡大委員会)に出席した。 ネガワット取引市場、電力システム改革におけるデマンド・レスポンスについてのヒアリングだった。 

 とても勉強になった。 電力改革システムの目的は成長戦略の強化。 政府として、もっとベンチャーを後押しする仕組みを考えるべきだ。

 午前11時。 自民党総務会へ。 今回も発言。 次のような趣旨の意見を言った。

 「自民党議員から不適切な発言があった。参院選は衆院選よりずっとムードに影響を受けやすい。谷垣幹事長に党内の引き締めを図っていただきたい。私自身も気をつけます」と。

 昼12時。 党の「宇宙・海洋開発特別委員会・宇宙総合戦略小委員会」に足を運んだ。 人工衛星打ち上げ等に民間の参入を促す法案が審議にかけられた。 熱烈な応援演説をやった。

 この後も役所のレクや打ち合わせが続く。

 さて、ここからが今回の本題。 過去のブログにも書いたが、改めて言わせてもらう。 「民主党群馬県連は今夏の参院選で群馬地方区に独自候補を擁立すべだ!」と。 

 その理由として、(1)前橋市長選挙の結果に見られるように、自民党VS共産党の「初めから当選の決まっている」構図になってしまったら、投票率が大きく低下すること、(2)民主党は安保法制に強く反対し、アベノミクスを否定している。直近の国政選挙である今夏の参院選で候補者を立てないのは筋が通らない。選択肢がないのは、有権者(県民)にとって不幸であること、(3)与党と最大野党が堂々と政策を戦わせて決着をつける(=自民党候補が勝つ)のが民主主義のあるべき姿であること~を挙げた。

 自民VS共産の選挙になった場合、国民(県民)の関心が大きく下がるという点については、確たる根拠がある。 先ずは、過去8回の参院群馬地方区の選挙結果を見てもらいたい。

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<第23回参議院議員通常選挙(2013年(平成25年)7月21日執行)>
当日有権者数:1,621,683人  投票率:51.75%(前回比:)

山本一太(自民党):580,144票 得票率:71.9%
加賀谷富士子(民主党):123,725票 得票率:15.3%
店橋世津子(共産党):91,905票  得票率:11.4%
安永陽(幸福実現党):11,200票 得票率: 1.4%

<第22回参議院議員通常選挙(2010年(平成22年)7月11日執行)>
当日有権者数:1,627,796人  投票率:58.55%(前回比:)

中曽根弘文(自民党):558,659票 得票率:60.6%                    富岡由紀夫(民主党):287,934票    得票率:31.2%
店橋世津子(共産党):75,792票    得票率: 8.2%

<第21回参議院議員通常選挙(2007年(平成19年)7月29日執行)>
当日有権者数:1,627,803人  投票率:54.6%(前回比:)

山本一太(自民党):530,114票 得票率:62.0%
福田晃治(国民新党):230,663票  得票率:27.0%
酒井宏(共産党):94,713票 得票率:11.1%

<第20回参議院議員通常選挙(2004年(平成16年)7月11日執行)>
当日有権者数:1,620,993人  投票率:58.00%(前回比:)

富岡由紀夫(民主党):314,996票 得票率:34.5%
中曽根弘文(自民党):276,229票 得票率:30.3%
上野公成(自民党):268,043票 得票率:29.4%
小笠原真明(共産党):53,215票 得票率:5.8%

<第19回参議院議員通常選挙(2001年(平成13年)7月29日執行)>
当日有権者数:1,604,073人  投票率:58.74%(前回比:)

山本一太(自民党):362,947票 得票率:40.4%
角田義一(民主党):250,203票 得票率:27.8%
吉川真由美(自民党):222,191票 得票率:24.7%
小笠原真明(共産党):45,647票 得票率:5.1%
土屋春世(自由連合):18,467票 得票率: 2.1%

<第18回参議院議員通常選挙(1998年(平成10年)7月12日執行)>
当日有権者数:1,571,793人  投票率:60.7%(前回比:)

中曽根弘文(自民党):303,032票 得票率:33.7%
上野公成(自民党):228,288票 得票率:25.4%
山崎紫生(無所属):173,672票 得票率:19.3%
有馬良一(共産党):136,957票 得票率:15.2%
木谷ユリカ(自由連合):56,595票 得票率:6.3%

<第17回参議院議員通常選挙(1995年(平成7年)7月26日執行)>
当日有権者数:1,535,604人  投票率:53.12%(前回比:)

山本一太(自民党):348,439票 得票率:44.2%
角田義一(日本社会党):214,713票 得票率:27.3%
阿部一郎(新進党):183,323票 得票率:23.3%
有馬良一(共産党): 41,236票 得票率:5.2%

<第16回参議院議員通常選挙(1992年(平成4年)7月26日執行)>
当日有権者数:1,476,958人  投票率:56.69%(前回比:)

中曽根弘文(自民党):281,834票 得票率:34.7%
上野公成(自民党):275,793票 得票率:34.0%
アカネ淑郎(連合の会):208,089票 得票率:25.6%
小野寺慶吾(共産党):46,266票 得票率:5.7%

「群馬県選挙区」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。(最終更新 2015年12月18日 (金) 13:35)、URL: http://ja.wikipedia.org
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 前回の参院選挙の投票率は51.7%だった。 野党の対抗馬は民主党、共産党、幸福実現党だった。 今夏の参院選挙が先の前橋市長選挙と同じ構図(自民党VS共産党の一騎打ち)になったとすれば、投票率が大きくダウンすることは間違いない。 最悪の場合、10ポイント以上下がるだろう。

 与党候補と最大野党の候補者の間に何の政策論争もなく、投票率も4割そこそこ。 こんな選択肢のない選挙ほど、有権者(県民)にとって不幸なものはない。

 あ、待ち人が来た。 この続きは次回のブログで。


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」