2016年1月30日:パート2

 何があろうと、安倍自民党は夏の参院選挙に勝ちぬかねばならない。 自公で過半数を維持することは至上命題だ。

 自民党群馬県連も一致協力して参院選の勝利を目指す。 万一、ダブル選挙になった場合は、衆参の候補者全員の当選に全力を注ぐ。 群馬選出の国会議員として当然のことだ。

 2013年夏の山本一太の参院選挙の結果(得票数&得票率)を、直近(2014年12月)の衆院選挙(群馬選挙区)のデータと比較してみた。 

 小選挙区制移行後の市町村合併等の影響もあり、複数の市で「2つの小選挙区が混在する」という事態が起きた。 たとえば、群馬4区最大の票田である高崎市の一部(旧群馬郡)は群馬5区だ。 渋川市や桐生市でも同じ現象が生じた。

 そのため、前回の参院選挙で自分が獲得した各小選挙区ごとの票数を100%、正確に算出することは不可能だ。 が、様々な要素を勘案して推定値を出した。 かなり実数に近いと思う。 結果は以下のとおり。

    <2013参院選挙と2014衆院選挙の比較>
                *山本一太のデータは推定値

群馬1区:佐田弦一郎 得票数: 61927 得票率:32.99%
     山本一太  得票数:130187 得票率:70.43%

群馬2区:井野俊郎  得票数: 84530 得票率:53.62%
     山本一太  得票数:109017 得票率:70.29%

群馬3区:笹川博義  得票数: 83837 得票率:56.15%
     山本一太  得票数:105256 得票率:72.38%

群馬4区:福田達夫  得票数:102153 得票率:71.29%
     山本一太  得票数:107675 得票率:71.47%

群馬5区:小渕優子  得票数:114458 得票率:71.02%
     山本一太  得票数:128009 得票率:74.87%

 念のために言っておくと、2013年の参院選挙(群馬地方区)での山本一太の対抗馬は民主党と共産党だった。 2014年の衆院選挙で最大野党の民主党が候補者を擁立したのは1区と3区だけ。 2区は維新の現職。 4区は自民VS共産の一騎打ち。 5区で手を挙げたのは社民党の候補者だった。

 さらに言うと、小渕優子衆院議員にとっては、政治資金問題で閣僚を辞任した後の選挙だった。 その前の選挙に比べて票は減らしたものの圧勝。 次回の選挙では75%を超える得票率が復活するだろう。

 結論としてはこういうことだ。 参議院議員山本一太が2年半前の参院選挙(群馬地方区)でマークした5つの小選挙区ごとの得票数と得票率は、直近の(2014年12月)の衆院選挙で群馬の5人の現職が獲得した得票及び得票率(全員の数字)を上回っている。

 群馬県の各地区を担当する地元秘書にも、毎日のようにハッパをかけている。 「次の衆院選挙の目標は、達夫君(福田達夫・衆院議員)とひろちゃん(笹川博義・衆院議員)とイノッチ(井野俊郎・衆院議員)の得票数と得票率をオレの数字より上に持っていくことだ。必ずやり遂げよう!」と。

 山口(林芳正参院議員)と和歌山(世耕弘成参院議員)でも、同じ「衆院越え」の状況が現出した。 「今の参院自民党で本当に選挙が強い議員は3人しかいない!」と分析している理由が分かってもらえたと思う。

 過去のブログで勝手に発表した「参院自民党選挙力ランキング」でも触れたが、前回の参院選挙における林芳正氏と世耕弘成氏の得票率は山本一太の上を行った。 

 が、しかし、過去の選挙の実績や得票の推移、最大野党の候補者の有無、次点の候補者との得票差、選挙区事情等を総合的に勘案すると、(少なくとも現時点では)「山本一太が参院で最強」と確信するに至った。 

 ちなみに、この独断と偏見のランキングは、「1位:山本一太 2位:林芳正氏 3位:世耕弘成氏」という結果になった。 まあ、自分のブログですから、我田引水でいいでしょう?(笑) 関心のある方は、過去のブログ(分析の詳細)をぜひ、チェックしてみてください。

 つまり何が言いたいのか? 過去の選挙の実績では参院自民党で3本の指に入るその自分でも、衆参同日選挙は「参院の議席増を後押しする」(=ある種の神風になる)と感じている。 ましてや、政権与党が衆院で3分の2の勢力を持つ状況下でのダブル選挙が「参院自民党の候補者に有利に働く」ことは間違いない。 そのことは、安倍総理もよくご存知だと思う。 何しろ、総理は「自民党選挙最強5人衆」の筆頭なのだ。 選挙の勝負勘は誰よりも鋭い。

 ちょっぴり偉そうなことを書いてしまったが、慢心はしていない。 最後にこれだけは付け加えておく。 世の中の情勢は猛スピードで変わる。 6年経てば別世界だ。 自分が選挙に強かったのは3年前までの話。 次回(3年半後)の参院選挙に勝てるかどうかは、全く分からない。 だいいち、立候補出来るかどうかもハッキリしない。 その時の情勢次第だろう。

 政治は「一寸先は闇」という世界だ。 確かなものなんて何もない! 


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」