2016年1月12日

 声帯のポリープ切除手術から5日目。 今日もゆっくり過ごした。 スローモーションでしか動けない異次元の世界に入ったみたいな感覚だ。 毎晩、動物(熊や狐)や昆虫(蟻)が喋る不思議な夢ばっかり見るし…???

 昨晩は久々に運動した。 熱いシャワーが気持ち良かった。 今晩も3、4キロ、早足で歩く。 体脂肪は測っていないが、20くらいまで上昇しているかも。

 ああ、早く「声」を出したい。 国会の様子も気になる。 EEZ管理に関する法案の打ち合わせもあるし、せっかく出られるようになった政調の幹部会にも行きたい。 沖縄の選挙(宜野湾市長選挙)も心配だ。 

 声を出すのを一切、禁止されている「術後1週間」まであと2日。 よしっ! 3日後(15日)から絶対に喋ってやる。 もう少しの辛抱だ。  

 考えてみたら、こんなにちゃんと休養したのは、政治家になって初めてのことだ。 過去20年、病気で国会を休んだという記憶がないもの。

 術後の経過は順調だと思う。 喉に違和感もない。 ご飯も普通に食べているし、食後の薬も飲んでいる。 何しろ、(ドクターの指示を守って)「声」をほとんど発していない。 何度か家で「独り言」をつぶやいてしまった以外は…。(笑)

 今回の「初めての入院&手術」で判明した嬉しい事実がひとつ。 身内でも友人でも、こんな欠点だらけの自分のことを本気で心配してくれるひとが、この世の中にちゃんといるということだ。(ニッコリX100) 

 文章に出来るセリフだけ言うと、「心配でいてもたってもいられない!」とか、「顔が見れなくて本当に寂しい!」とか、「いなくなったら、世の中がつまらなくなる!」とか。 「絶対の味方」(両親)はいなくなったはずなのに…。 カッコつけずに言うが、本当に嬉しかった。

 「この世界にたった一人でも自分のことを本当に必要だと思ってくれるひとがいれば、生きている価値がある。生きてきた甲斐がある。」 改めてこの言葉を噛み締めた。 

 そういえば、有名な脳の研究者が言っていた。 「人間の脳は(家族も含めて)最大で6人くらいの人間としか深く繋がれない」って。 結構、説得力ある、な。

追伸:ある地上波のテレビ番組から出演依頼をもらった。 術後1週間のルールをギリギリでクリアしていた。 「出れば復活のアピールにもなる」と思って、何人かの携帯に相談のメールを送った。 「テレビの議論に呼ばれた。気をつけて話せば大丈夫だと思うんだけど…ダメかな?」と。

 間髪入れず返信が届いた。 「バカじゃないの!」「断ったほうがいいと思います。」 病院側に確認したら、執刀してくれた先生も「まだ喉を安静に!」と言っているらしい。 よく分かりました。 ここは我慢します。

 先ほど、秘書にメールした。 「あの件、担当者に丁重に断ってください!」


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」