2015年12月17日

 間もなく午前零時。 熱いミルクティーを飲みながら、Macのキーボードを叩いている。 今晩の「山本一太の直滑降ストリーム@cafesta」(ゲスト:稲田朋美・自民党政調会長)も大成功だった。 ニコ動へのアクセスは、もちろん1万以上。 番組直後のユーザーアンケートの数字もスゴかった。 

 ネット上でも「稲田姫」の人気は健在だ。 この件については、改めて書く。 稲田政調会長、3度目の登場、ありがとうございました!  

 さて、年明け早々、都内の病院に2日間ほど入院することになった。 「声帯」に出来た血豆(ちっちゃなポリープ)を切除する手術を受けるためだ。

 9月末日。 東京と地元で終日、「声」を酷使する場面が続いた。 何ヶ所も続けて演説を繰り返した上に、夜はお世話になった友人と会食。 夜中近くまで、カラオケで何時間も歌った。 

 さすがに喉を痛め、翌日からハスキーボイスになった。 にもかかわらず、翌週も、その翌週も、「声帯」を使い続けた。 毎日のように他県での講演や仲間の応援演説、地元の国政報告会等で飛び回った。 全ての場所で、魂を込めた「言霊」を放った。 

 そうかと思えば、朝からハードな政治日程をこなした後、20時過ぎに音楽スタジオに入った日もあった。 ボロボロの声を振り絞り、地元の若手農家の人たちの発案による「こんにゃくPRソング:硬派なヒーロー」の歌の収録をした。 この時も喉がブチッと切れた気がした。(痛っ!) 

 島尻安伊子・沖縄振興担当大臣をネット番組(ニコ生「山本一太の直滑降ストリーム@cafesta」)に呼んだ際には、島尻大臣のために作った応援ソングをその場で披露した。 この時も高音を出すのはかなりキツかった。(ふう) 

 同じ日に続けて登場した馳浩文部科学大臣とのマシンガントークと合わせ、カフェスタで3時間、喋り続けたのも、声帯へのダメージを倍加させた。 間違いない。    

 もともと、「熱い演説」は政治家山本一太のトレードマークだ。 10人の座談会であろうと、1000人の決起大会であろうと、室内であろうと、街頭であろうと、常に同じテンションで炸裂させる。 30分でも、1時間でも、歩きながら全身全霊でアピールする。 

 当然、声のボリュームも普通の政治家より大きい。 そこらへんの議員とは迫力が違う。 演説というより、「ロックのライブ」に近い。(笑) 喉にかかる負担も人一倍だろう。

 国政選挙であろうと、地方選挙であろうと、選挙戦の最中に「全く声が枯れない」候補者はほとんどいない。 が、自分自身の選挙でなかったとしても、衆院選や参院選の度に、応援弁士として全国を駆け回って来た。  ましてや自分自身の参院選挙となれば、1日に20ヶ所以上の集会でマイクを握ることもザラにある。

 それでも、今までは、どんなにハスキーな声になっても、時間が経てば回復していた。 ところが、今回はなかなか治らない。 「20年間の疲労が蓄積しているのかもしれない」と思って、複数の病院で診てもらった。 炎症を抑える薬を飲み始めたものの、1ヶ月経過しても、いつもの声が戻って来ない。 改めて著名な専門医を訪ねた。 大学病院にも足を運び、セカンドオピニオンを求めた。 

 複数のドクターの診断を総合すると、「出血して血豆みたいになっている。少し硬くなっているので、薬だけでは治りにくい」とのこと。 「一番の治療法は声を出さないことなんですが、それは職業柄、難しいでしょうねえ」とも。 「もう1つの選択肢は、外科的な処置ですね。山本さんのほうで、そのための日程が取れればの話ですが…」とも言われた。

 即断即決! その場で専門医の先生ににこうお願いした。 「状況はよく把握出来ました。そういうことなら、出来るだけ早い手術をお願い出来ないでしょうか?無理しても何とかスケジュールを調整します。」と。 

 診察してくれたドクターも、「分かりました。今後のことを考えれば、ここでしっかり根治治療をしていたほうがいいかもしれませんね。」と話していた。 さっそく来年1月の初旬に、入院と手術の日程をセットしてもらった。

 時々、プロの歌手が「声帯のポリープを切る手術をした」という話を聞く。 知り合いの音楽プロデューサーによれば、「複数回、やっているミュージシャンも結構いる」らしい。

 内視鏡を口から入れる手術自体は、30分(?)くらいで終わるようだ。 が、咽頭や喉頭は敏感で動いてしまうため、全身麻酔をかける必要があると説明された。 そのため、手術の前日と当日は病院に泊まる、すなわち入院しなければならないことが判明した。(ガクッ)

 もっと大変なのは、手術後、1週間は「声を出すのを一切、禁じられる」ことだ。(ガクッX10) 1ヶ月くらいかけて、声を元の状態に戻していくと聞いた。 先ほど事情を話した親友が言った。 「ええ!一太が1週間、しゃべらないって無理じゃないの?考えられないよ!(笑)」と。 確かに、寡黙ではない自分にとって「相当に厳しい修行」だ。(ふう) この間は筆談でコミュニケーションするのか…なあ? 

 過去のブログにも書いた憶えがある。 57年間の人生で、入院した経験は一度もない。 もちろん、手術なるものも初めての体験だ。

 あ、大事な電話をかけないと。 次回のブログ「生まれて初めての入院、生まれて初めての手術:その2」に続く。

追伸:そうか。 このブログを掲載する前に、秘書たちには話しておいたほうがいい、な。


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」