2015年12月16日:パート2

 軽井沢から東京に向かう新幹線の車中で、パソコンの電源を入れた。 夕方の列車で地元へ。 草津温泉で行われた某県議の県政報告会・懇親会で挨拶し、そのまま軽井沢駅に直行。 再び東京行きの列車に飛び乗った。 得意の「とんぼ返りの術」だ。

 生まれ故郷の草津温泉の空気はとても冷たくて、澄み切っていた。

 ふうむ。 新幹線ホームの自動販売機で買ったおしるこ、美味しいなあ。 炭水化物の塊だけど、たまにはいいでしょう! 体脂肪15%だし。(笑)

 何度も言うが、過去20年間、全県1区(地方区)の参院議員として政治活動を積み重ねて来た。 衆院への鞍替えや知事への転身のチャンスもあったが、乗らなかった。 自ら望んで「参院にとどまった」という自負がある。

 国政にデビューした時から参院議員だった。 衆院選挙に負けて参院に来たわけではない。 当然、衆院議員に何のコンプレックスもない。 政策立案能力も発信力も劣っているとは考えていないし、選挙力でも負けていない。 実際、山本一太の前回の参院選挙の得票数と得票率は、各地域において地元のほぼ全員の衆院議員が昨年末の衆院選挙で記録した数字を上回っている。

 この20年、苦しいことも山ほどあったが、思う存分、自分のスタイルを貫いて来た。 ワクワクする日々だった。 自らの行動(戦略的誤算?)が招いた現在の「苦境」(身動きの取れない状況)に苛立つこともあるが、とにかく前向きに「悪あがき」を繰り返している。(笑) これも神様が与えてくれた試練だ。

 参院には(衆院と違う意味で)多様かつ魅力的な人々がいる。 参院自民党にも強い思い入れがある。 「6年の任期を持つ参院議員だからこそ、衆院議員に出来ないことがある」「参院議員ほど自由で、やり甲斐のあるポストはない」ということを証明したい。 この気持ちは今も変わっていない。

 が、しかし、37歳で参院議員になって以来、ずっと目標にしてきた2つのこと、すなわち、「参院自民党を能力主義・実力主義の組織にすること」と「『参院議員は国会議員として2級市民(衆院こそメジャーリーグ)である』という世の中の認識を変えること」は成し遂げられていない。(ガクッ)

 過去のブログにも書いたが、30代、40代の頃、周りの人たちから、「一太君、そんなに元気なのに参院ではもったいない!本当に活躍したいなら、どこかで衆院に行かないとダメだよ!」「あんまり長く参院にいると、能力がないように思われてしまうぞ!」と言われ続けた。 が、今の参院自民党の若手議員たち、例えば若林健太氏や長峯誠氏のような次世代エース候補たちに、このセリフは言いたくない。 加えて、参院を変える仕事を「次世代に託す」なんて軽々に口にしてはならないと思っている。 あきらめるのはいつでも出来る。

 が、なぜだろう? 近い将来、参院に本当の「風雲児」が現れて、真の参院改革を前に進めてくれるのではないかという期待感(予感?)がある。 とにもかくにも、安倍政権は「1億総活躍社会」を目指しているのだ。 参院議員がもっと輝ける状況だって作らねばならない。

 先日、参院の歴史を熟知するあるひとからこう言われた。 「一太さん、あの革命は残念でしたねえ。ひとを見る目がなかったですね!」と。 それは違う。 全て分かっていたのに、活用出来なかったのだ。 いや、00ぶりが予想を遥かに上回っていたと言うべきか。(苦笑)

 何しろ、自他共に認める欠点だらけの人間ですから。 感情的になったり、愚痴をごぼしたりすることもある。 が、それでも、腐らずに、あきらめずに前に進む! 毎日が「ちっちゃな冒険」の連続だ。 しかも、人生は一度しかない。

 あ、間もなく東京のアナウンス。 


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」