2015年11月27日

 22時過ぎ。 まだ参院議員会館事務所にいる。 南シナ海問題、シリア情勢、テロ対策、米中関係等に関する資料や論文に目を通している。 本日深夜の「朝まで生テレビ」(午前1時25分~)の討論に備えるためだ。

 今回も自民党の代表として呼ばれた。 どのくらい喋れるかは別として(笑)、「情報」は出来る限りインプットしておかねばならない。

 先ほどから、中国共産党の中央委員会全体会議(3中全会から5中全会までの提案)を読んでいるが、実に興味深い。 「習近平政権は(党内基盤は強固なものの)改革派と保守派(+既得権益擁護派)との連合政権だ」と分析する中国専門家もいるが、なるほどと思う。 2013年と2015年を比べると、明らかに「改革に対する姿勢」が後退しているように見える。

 それはそうと、安倍総理の「地球儀を俯瞰する外交」のデータを収集し、過去の内閣と比較してみた。 第2次安倍政権の2年11ヶ月で、訪問国数も首脳会談数も過去の記録をあっさりと塗り替えている。 改めてスゴいと思う。 以下の数字(平成27年11月27日現在)が安倍首相の国際社会における存在感を象徴している。

      <第2次安倍政権における安倍総理の外交記録>

1.訪問国数:62ヶ国・地域(のべ83ヶ国・地域、在任1065日(2年11ヶ月)→歴代1位

*歴代2位は小泉総理で49ヶ国・地域(のべ81ヶ国・地域、在任1980カ国(5年5ヶ月)
*安倍政権の外国訪問数(62)は、福田政権(平成19年9月~平成20年9月)から野田政権(平成23年9月~平成24年12月)の5政権(5年3ヶ月)の外交訪問数合計(46)を大幅に上回る。

2.国内外での首脳会談数:370回→歴代1位
*歴代2位は小泉総理(342回)

3.地球儀を俯瞰する外交の実践:アジア・欧米のみならず、中東・アフリカ・中南米・中央アジアも重視

*福田政権以降の歴代5政権で、中東・アフリカ訪問はなし、中南米訪問は2ヶ国のみ。(1)麻生総理ペルー訪問(平成20年11月)(2)野田総理メキシコ訪問(平成24年6月)
*小泉総理は中東:五ヶ国、アフリカ:3ヶ国、中南米:3ヶ国、中央アジア2ヶ国を訪問。
*安倍総理は、現時点までに中東:11ヶ国・地域(パレスチナ)、アフリカ:4ヶ国、中南米:7ヶ国、中央アジア:5ヶ国、計27ヶ国・地域を訪問。
(1)中東:11ヶ国・地域
サウジアラビア、アラブ首長国連邦、トルコ、バーレーン(初)、クウェート、カタール、オマーン、エジプト、ヨルダン、イスラエル、パレスチナ
(2)アフリカ:4ヶ国
ジプチ(初)、コートジボワール(初)、モザンビーク(初)、エチオピア
(3)中南米:7ヶ国
アルゼンチン、メキシコ、トリニダード・トバゴ(初)、コロンビア(初)、チリ、ブラジル、ジャマイカ(初)
(4)中央アジア:5ヶ国
トルクメニスタン(初)、タジキスタン(初)、ウズベクスタン、キルギス(初)、カザフスタン

4.安倍総理との首脳会談先トップ3(互いにファーストネームで呼び合う親密な関係)
(1)9回:プーチン大統領
(2)8回:メルケル独首相
(3)7回:オバマ米大統領(電話会談を含めるとトップの15回)、オランド仏大統領

5.総理在任日数あたりの外国訪問日数の割合→(2000年以降)1位
*総理在任期間に占める外国訪問の割合は、17.3%(1ヶ月に5日程度外遊している計算)
*なお、外国訪問日数(185日)は現在歴代2位。歴代1位は小泉総理の220日。

 安倍政権は少なくともあと2年続く。 いや、何があっても「長期安定政権」を実現してもらわねばならない。 この記録を破る日本の首相はもう現れない気がする。

 さあ、資料を片付けて、家に向かう。 そうだ。 「朝まで生テレビ」には、先日、地元秘書からもらったネクタイを着けていこう!(ニッコリ)


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」