2015年11月25日

 23時過ぎ。 熱い紅茶を飲みながらのブログ。 本日は来日中の親しい友人、ダナ・ローラバッカー米国連邦下院議員(共和党)との朝食会からスタートした。 ハワイ州選出の共和党次世代ホープ、タルシー・ギャバード連邦下院議員等も一緒だった。 凛とした、素敵な女性議員だった。 

 過去のブログにも何度か登場したローラバッカー議員はカリフォルニア州で12回の当選を重ねる下院の重鎮。 現在は下院科学技術委員会副委員長。 同時に下院外交委員会の主要メンバーとして、欧州・ユーラシア・新脅威小委員長も務めている。 対中強硬派、対ロ関係重視派としても知られる共和党の保守派だ。

 安倍内閣の科学技術担当大臣だった頃に知り合い、すっかり意気投合。 昨年はローラバッカー議員の地元(オレンジカウンティー)にも足を運び、選挙区の活動を見せてもらった。  

 和食の朝ご飯を食べながら、科学技術政策、南シナ海問題、対ロ関係、シリア情勢、エネルギー政策等について意見を交わした。 同時多発テロ発生後にフランスのパリを訪れ、エジプト(カイロ)から東京に立ち寄ったとのこと。 「ichi-san、この朝食の後、午前9時25分から総理官邸で安倍首相に会う。午後には日本を発つ予定だ」と話していた。 

 なるほど、こんなに忙しい日程の中で、(出張先から)「日本に行くのでぜひ会いたい。食事でもどうか」なんてメールをくれたんだな。 相変わらず、何て律儀で温かいひとだろう。(感動)

 ちなみに、Dana-san(ローラバッカー議員)とは、午前11時に自民党本部1階の「カフェスタ」でもう一度、会った。 山本一太のウェブ番組「直滑降ストリーム@cafesta」に出演するため、わざわざ本人が自民党の本部ビルまで足を運んでくれたのだ。 米国の国会議員が「カフェスタ」に来るのはもちろん初めてのこと。 10分ほど、英語でインタビュー(収録)をさせてもらった。 このインタビューは、ぜひ、次回の「直滑降ストリーム」の中で(字幕を付して)流したい。 

 政界に入る前、ローラバッカー議員がロナルド・レーガン大統領のスピーチライターだったことは有名だ。 総理との会談の感想を尋ねると、「安倍総理に会う度に、レーガン大統領のことを思い出す。レーガン大統領も安倍首相も人気がある。2人のイメージが重なるんだ」と話していた。 コミュニケーションの達人と言われ、歴代大統領の中でも国民の人気が高かったあのレーガン大統領と似てるなんて、スゴい賛辞だ。 総理が聞いたら、きっと喜ぶと思う。

 さすがはローラバッカー議員。 ウェブ番組の中で「強固な日米同盟を通じて東シナ海等における中国の動きを抑止する必要性」と「日米がロシアと連携することの戦略的意義」を特に強調していた。

 最後はガッチリ握手した。 「近いうちに、また日本かカリフォルニアで会おう!」 党本部の前で大型のバンを見送った。

 なぜだろう? 民主党より共和党の政治家のほうがヒューマンタッチだと感じてしまう。 日本で暮らした経験があるとはいえ、今の米国議会にこれほどの「知日派」(特に安倍総理のシンパ)はちょっと見当たらない。 過去のブログにも書いたが、政府も与党もこういう政治家を本当に大事にすべきだ。 改めて強くそう思った。

 さあ、熱い紅茶をもう一杯飲んで、腹筋&背筋&運動メニューに突入する!!


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」