2015年10月29日:パート2

 訪米中の安倍総理のツイッターの個人アカウントからは、総理自身の言葉が毎日、日本語と英語で発信された。 英語のツイートに関しては、(日本にいる時と同様に)山本ボランティアチームが活躍した。 

 総裁ネット戦略アドバイザーのサポートグループのうちの何人かが、たまたま安倍総理の西海岸(シリコンバレーやスタンフォード大学)での行事に関わっていたという幸運もあり、現地でも(最初から最後まで)がっちりと「友人たち」にサポートをしてもらった。(感謝X100) 加えて、外務省のスタッフにも助けてもらった。 

 総理のほぼ全ての日程に貼りついていた山田真貴子・広報担当首相秘書官は、官邸(=政府)としての広報活動をやりつつ、ネット戦略アドバイザーとの連携にも力を注いでくれた。 

 実際、山田秘書官は訪米団の翌日のスケジュールの打ち合わせを済ませた後、ほぼ毎晩、総理のツイートの中身や写真、英語の文章をチェックする山本チームの会議に合流してくれた。 他の秘書官同様、睡眠時間はかなり短かったと思う。

 断っておくが、山田秘書官は、義理・人情で動いていたわけではない。 こちらの発信も安倍総理の活動の効果的なPRと関係していると判断していたのだ。 総理の広報を担当する秘書官としての責任感があったからこそ、連携の必要性を感じていたに違いない。

 詳しいことは書かないが、安倍総理の訪米中、毎日、3つか4つに厳選した総理自身の言葉の「日英のツイート+現場の写真」を総理のツイッター(個人アカウント)にアップするのは、思った以上に大変な作業だった。 同時に掲載していたネット戦略アドバイザー自身のSNS発信(ツイッターやブログ、vine等)は、可能な限りオンタイムに出来るよう頑張った。

 ツイッターに載せた総理の写真は、ほぼ全て山本チームが撮った。 何しろ、日本のトップリーダーが発信する言葉なのだ。 正確な英文の中身やニュアンスには、特に気を遣った。 

 ボストンでも、ワシントンDCでも、サンフランシスコでも、ロサンジェルスでも、総理の乗った政府専用機が到着する何時間も前に先乗りした。  これも思った以上に大変だった。 眠い目をこすりながら、移動を重ねた。 それでも秘書官の計らいで、総理一行の車列に加われたことは有難かった。 結構、面倒な手続きなのだ。  

 東海岸でも西海岸でも、山本チームが連日、どれだけ涙ぐましい努力を重ねていたか。 そのことだけは総理に伝わったらいいなあと思っている。

 与えられたリソースと様々な制約の中で、少しでも総理の役に立ちたいと一生懸命、頑張った。 いろいろなひとが力を貸してくれた。 にもかかわらず、訪米中、不注意なミスで総理に迷惑をかけてしまった。 まさしく「一生の不覚」だった。(ガクッX10) 

 あ、もう東京か。 次回のブログ(その7)に続く。


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」