2015年10月24日

 昨年10月に発進した「総裁ネット戦略アドバイザー」の最初の大仕事は、12月の衆院選挙だった。 安倍総理のツィッター(個人アカウント)の管理を任された。

 自民党総裁として全国を飛び回る安倍総理、党の遊説隊のスタッフ等とメールや電話で連絡を取りつつ、連日、出来る限りオンタイムでツイート(=総理自身の言葉)を連発した。 これをやるためには、総理のツイートと同時に掲載する写真を撮るための山本ボランティアチームの某スタッフを遊説隊に加えてもらう必要があった。 遊説隊の皆さん、無理なお願いを聞いていただき、本当にありがとうございました! このことも、当時のブログに書いた気がする。

 応援遊説中の総理のツイート発信は、思ったよりずっと大変な作業だった。 何しろ、総裁の遊説隊はギリギリの強行スケジュールで動く。 毎日、山本チームの一員として同行してもらった友人(若き電子工学博士)から、望遠レンズで撮った総裁遊説の写真と演説の内容が、やはり応援で各県を飛び回っている自分のスマホに次々と送られて来る。 もう1人のボランティアスタッフ(友人)に中身をチェックしてもらい、移動の合間に総理の言葉をアップするという離れ業(?)を、投票日の直前まで繰り返していた。

 この活動は衆院選挙に貢献したと思う。 安倍総理の個々の候補者に対する応援メッセージのリツイートが数千に達することもあった。 この間、ツイッターのフォロワーも増え、Facebookの数を抜いた。 安倍総裁のクラウトスコア(SNSの発信力を図る指標)もかなり上昇した。

 問題は、世界第3位の経済大国の首相(与党総裁)の総選挙中の応援ツイートの発信を、友情で協力してくれた少数精鋭のボランティアチームで回さねばならなかったことだ。 え? 名前は明かさないが、それぞれスゴい人たちだった。 しかも全員が忙しい。 仮に仕事ベースで契約していたとしたら、とんでもない額のお金がかかったはずだ。

 衆院選挙の勝利を受けて、新たな内閣がスタートした。 今年に入ってからも、官邸における安倍総理の様々な活動、国際会議での演説や訪問先での首脳会談等について、定期的に総理のメッセージを日本語と英語で発信していた。 総理の了解を得た上で、各国要人のフォローも少しづつ増やしていた。 これが出来たのは、総理官邸で広報を担当していた山田真貴子前総理秘書官(現総務省情報通信国際戦略局長)の協力があったからだ。

 あ、間もなく東京のアナウンス。 この続きはその3で。


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」