2015年10月10日

 先週、2つの会合で違う議員から同じ人物の話が出た。 「あいつは自分にとって不都合な人事の話を聞きつけると、あらゆる手段で潰そうとする!」というものだ。

 「へえ、そうなのか!」みたいに答えた。 あえて余分なコメントはしなかった。 が、ちょっぴり安堵した。 「なあんだ、口には出さなくても、分かってるひとは分かってるんだ、な。(笑)」と。 「全員が騙されているわけでもないのか」と。 陰で仕返し(意地悪)をされるのを恐れて気を遣っているひともいると分かった。

 この人物、言葉は巧みだし、自己PRも上手い。 が、性格(人間性)は、少しだけ正体に気がついている人たちが考えているより、ずっと悪い。 子供の心を持つ山本一太の「人間性検知アンテナ」(ゲゲゲの鬼太郎の髪の毛の妖気アンテナと同じ)が反応しているのだから間違いない。 何しろ、体内に「純の欠片」という成分が1%もないのだ。(笑X2)

 さて、ここからは再び内閣改造の話。 女性閣僚の数は前内閣に比べて1人減った。 が、それでも、安倍総理が党内の様々なプレッシャーを跳ね除け、3人の枠を維持したことは評価されるべきだ。 抜擢された丸川珠代氏と島尻安伊子氏は、自分が予想したとおりの人事だった。 

 もう少し正確に言うと、丸川さんの入閣は確実だと考えていた。 だから、ブログでもチラッと触れた。 他方、島尻さんの名前は一切、口にしなかった。 最後まで分からないと思ったからだ。 いずれにせよ、この2人の入閣は本当に嬉しかった。 女性閣僚としては(いろいろな意味で)ベストの選択だと思う。

 過去のブログでも言及したが、もし安倍総理が「4人の女性枠」を続けるとすれば、残りの1人は(思い切って)若手から登用すべきだと考えていた。 今なら言ってもいいと思うが、頭にあったのは牧島かれん衆院議員だった。 博士号を持ち、英語も堪能で、センスも抜群。 しかも真面目で、真っ直ぐな人柄だ。  

 現時点で知名度はなくても未来のスター候補になり得る若手政治家(しかも女性議員)を発掘し、育てるのは自民党にとっても悪くないと思っていた。 皆さん、知ってますか? 自民党の若手女性議員グループは「人材の宝庫」なんです。 今回の人事で牧島さんは政務官に就任した。 遠くない将来、必ず表舞台で活躍するチャンスが巡って来ると思う。

 改造人事が発表された7日の夜、BS日テレ「深層NEWS」に出演した。 「加藤一億総活躍担当相を内閣全体で盛り上げるべきだ」とコメントした後で、こう言った。 「山本一太的に言うと、今回の改造内閣の最大の目玉は河野太郎・行革担当大臣ですね。特に注目しているのは、成長戦略の推進に欠かせない規制改革を担当していること。思う存分、やって欲しいと思っています!」

 30年来の友人であり、山本一太の人間性検知アンテナで最も高い「純の欠片」の数値を記録している河野太郎・行革担当相に何を期待しているのかは次回のブログで。

追伸:
1.安倍自民党総裁の「総裁特別補佐」だった萩生田光一衆院議員が加藤一億総活躍担当相の後継の官房副長官に任命された。 安倍総理の「側近中の側近」であることが、改めて証明された形だ。 安倍総理は萩生田さんのことが本当に好きなんだなあ。 とにかく、頑張っていただきたい。

2.今回の改造でスゴく嬉しかったことが一つある。 それは、柴山昌彦衆院議員が磯崎参院議員の後の首相補佐官に抜擢されたこと。 柴山さんの将来にとっても大きなステップになると思う。

3.逆に個人的にちょっぴり残念だったのは、仲良しの木村太郎前首相補佐官が入閣しなかったこと。 首相補佐官としての活動、本当にお疲れ様でした! 党の要職である広報本部長としての活躍も期待したい。 さっそく時間を取ってもらった。 夕食を食べながら、じっくり語り合いたい。 


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」