2015年10月3日:パート2

 21時過ぎ。 高崎から東京に向かう列車の車中で、本日2本目のブログを書き始めた。 夕食の「海鮮あんかけ丼」(ハーブサイズ)、予想以上に美味しかった。

 「入閣待機組」とは、衆院だと当選5回以上、参院だと当選3回以上の「大臣適齢期」で、まだ閣僚を経験したことのない議員を指すらしい。 参院議員山本一太が初入閣したのは、4回目の参院選挙の7ヶ月前(17年と5ヶ月目)だった。

 考えたこともなかったが、参院議員としてはかなり出世が遅い。(笑) 亡父も3回目の選挙の後(13年目?)で農水大臣になった。 そうか、オレも「入閣待望組」だったんだ、な。 安倍総理に感謝しないと!(ニッコリ)

 来年の参院選挙まであと9ヶ月。 永田町の選挙研究家(?)として、過去の様々なデータをチェックしている。 前回(2013年)と前々回(2010年)の比例区における自民党議員の得票数を改めて調べてみた。

~2013年 参院選挙における自民党候補者(比例区当選者)の得票数~

1.柘植 芳文  429,002 全特顧問 新

2.山田 俊男  338,485 〈元〉JA全中役員 現

3.佐藤 正久  326,541 防衛政務官 現

4.石井 みどり  294,148 日歯連顧問 現

5.橋本 聖子  279,952 〈元〉スケート選手 現

6.羽生田 俊  249,818 日医副会長 新

7.佐藤 信秋  215,506 〈元〉国交事務次官 現

8.赤池 誠章  208,319 〈元〉衆院議員 新

9.山東 昭子  205,779 〈元〉参院副議長 現

10.衛藤 晟一  204,404 首相補佐官 現

11.石田 昌宏  201,109 〈元〉看護連盟役員 新

12.有村 治子   191,343 〈元〉参院環境委長 現

13.宮本 周司  178,480 〈元〉全青連会長 新

14.丸山 和也   153,303 弁護士 現

15.北村 経夫  142,613 〈元〉産経新聞記者 新

16.渡辺 美樹  104,176 〈元〉ワタミ会長 新

17.木村 義雄   98,979 〈元〉厚労副大臣 新

18.太田 房江  77,173 〈元〉大阪府知事 新

~2010年 参院選挙における自民党候補者(比例区当選者)の得票数~

1.片山さつき   299,036 (元)経産政務官   新

2.佐藤ゆかり  278,312 (元)衆院議員 新

3.山谷えり子  254,469 (元)首相補佐官 現

4.高階 恵美子  210,443 (元)日看協役員 新

5.三原じゅん子  168,342  女優 新

6.中村博彦  156,467 (元)総務政務官 現

7.脇 雅史  148,779 (元)党国交副部会長 現

8.藤井基之  145,771 (元)厚労政務官 現

9.小坂憲次  135,448 (元)文部科学相 新

10.水落敏栄  131,657  参文教科学委長 現

11.宇都 隆史  121,441 (元)航空自衛官 新

12.赤石 清美  108,258  衛生検査協理事赤石 新

 「票」は力だ。 上記の数字の中に「様々な情報」が詰め込まれている。 じっと見つめると、いろいろなことが分かってくる。

 過去2回の選挙結果を見る限り、唯一40万票を上回っている柘植芳文参院議員の集票力が際立っている。 それだけ支援団体がしっかり活動しているということだ。 もちろん、本人の魅力もあると思うけど…。 

 それにしても、比例区における自民党候補者の得票数は減り続けている。 かつて自民党比例区の目玉候補と呼ばれるために「得票数100万票以上」が目安だった時代があった。 

 たとえば、舛添要一現東京都知事が参院にデビューした2001年の参院選挙での得票数は約160万票。 ただし、自民党に逆風が吹いた6年後の選挙で、舛添参院議員の得票は47万票に激減(それでも自民党ではトップ)してしまった。 

 そう、比例区の得票はその時の風(=無党派層の動き)に大きく左右される。 来年7月の選挙も油断出来ない。

 あ、間もなく東京駅。 次回のブログに続く。


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」