2015年10月2日

 昼過ぎ。 新幹線で地元に向かっている。 高崎市内で行われる行事に出席し、東京にとんぼ返りする予定だ。

 複数のマスコミが「現時点で10人の閣僚の留任が固まった」と報じている。 残るポストはあと9つ。 もし安倍総理が4人の女性閣僚枠を維持するとすれば、高市総務相を除く3人の女性大臣(現職が留任しようとしまいと)が起用される。 加えて、2人の官房副長官が入閣するはずだ。 何度も言うが、注目は加藤官房副長官がどのポストに抜擢されるかだ。 

 ちなみに、加藤、世耕両官房副長官は(自分の中では)「いわゆる入閣待機組」のジャンルには入っていない。 3人の女性大臣枠の中に「入閣待望組」の議員が含まれていないとすれば、2+3=5人。 つまり、7つの派閥の待機組リストに対応するための閣僚枠は、19ー(10+5)=4となる。 ただし、総理が女性閣僚4人体制にこだわるかどうかは分からない。

 いろいろ考え合わせて見ると、入閣の条件(当選回数)を満たす60人以上の「入閣待機グループ」に振り分けられる役職は、実質的に(多くても)5人という結論になる。 ね、シンプルで分かりやすい計算でしょう。(笑)

 加えて、新たに起用される大臣は「適材適所」(=クリーンかつ野党の追及に耐えられる答弁能力を持った議員)でなければならない。 どう考えても、各派の要望を満たすのは難しそうだ。

 それでも、今回の内閣改造にあたって、「自民党4役と主要閣僚を変えない安倍総理の判断」は100%、正しいと思う。 それにしても(この時点で)参院自民党の役員人事が全く話題に上っていないのは、ちょっぴり寂しい。 平和・安全法制の成立にもあれだけ貢献したのに…なあ。(ため息) 

追伸:来年の参院選挙に関し、現時点で自民党の公認候補が正式に決まっていない県(地方区)もあると聞いた。 

 1日も早く擁立すべきだ。 全県1区の参院選挙においては、候補者(特に新人候補の場合)の名前を浸透させるだけでも時間がかかる。 候補者の決定は、早ければ早いほどいい。

 逆に言うと、魅力のある人材なら必ず進化する。 そのための時間も必要だ。 どんなに強い現職でも、新たなライバル候補の出現はプレッシャーになる。 相手の嫌がることをやる! これが選挙の鉄則だ。     


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」