2015年9月8日

 安倍晋三・自民党総裁の無投票による再選が決まった。 過去のブログでも指摘したが、今回、野田聖子氏が出馬に必要な20名の推薦人を確保出来なかった最大の理由は、安倍総理への支持を表明した7つの派閥による締め付けではない。 多くの議員が、「今、総裁選をやることの大義名分」を見つけられなかったのだ。

 午前7時45分から、都内某ホテルで安倍候補の出陣式が行われた。 現職閣僚、党幹部を含む大勢の自民党議員が集まった。 いわゆる無派閥議員たちの顔も見えた。

 河村建夫・推薦人代表の挨拶の後、安倍晋三候補から力強い決意表明があった。 ガンバローコールでは、党内の女性議員たちが安倍総理の回りに立ち、気勢を上げた。

 その様子を見ながら、こんな思いが胸を過ぎった。 「安倍総理が(政治家として)いよいよ完全復活を遂げた。通常ならあのまま政治生命を絶たれてもおかしくない挫折を乗り越え、党内の圧倒的支持で再び自民党総裁(=総理)に選ばれた。まさしく『再チャレンジ社会の象徴』になった瞬間だ!」と。

 出陣式は15分で終了。 大きな拍手で安倍候補を送り出した。 会場を出て議員会館事務所に向かう道すがら、自民党次世代エースの1人と目される某衆院議員と歩きながら話をした。 

 「山本さん、やっぱり安倍総理は本当に生まれ変わりましたね。第一次政権の時と全然、違う。しかもスゴく元気だ。久々にこういう感じの総理が登場した。あと3年、腰を落ち着けて総理をやってもらいたいなあ。」「うん。全く同感だ。総理はいつも自然体でしょ?そこが強靭さの源だと思うな。」

 「女性が輝く社会の実現」を前面に掲げ、これまで女性議員を次々と党や政府の要職に抜擢して来た安倍総理の強みは、党内の女性グループから大きな支持を得ていることだ。 あの会場に参集していた元大臣、現職閣僚、新人議員の顔ぶれを見て思った。 なるほど、女性議員の中にも、未来のスター候補が続々と登場しているんだなあ、と。

 その中でもキラリと光る逸材が、今日、河村推薦人代表と一緒に安倍候補の推薦人名簿を党本部の選挙管理委員会に届けた牧島かれん衆院議員(神奈川17区)だろう。 何しろ、牧島氏は、山本・武見(武見敬三参院議員)コンビがイチオシの若手ホープなのだ。 

 真面目な性格だし、政策の知識もあるし(学術の博士号を取得)、英語も堪能。 総理のインタビュワーを務めた自民党「カフェスタ」では、抜群のセンスを見せていた。 このひと、将来は「大化け」するかもしれない。 

 あ、そろそろ役所のレクが始まる。 この続きは次回のブログで。   


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」