2015年8月15日:パート2 *掲載順が前後します。 

 最初に断っておくが、山本一太は誰かに媚を売ったり、見え透いたお世辞を言ったりしない。 その手の処世術がもう少し得意だったら、政治家としてもっと出世していたはずだ。(笑) 

 過去のブログでもチラッと書いたが、自分は田原総一朗という人物を2つの理由で尊敬している。 ひとつは、80年も生きているのに、日本と世界のあらゆる問題を解き明かそうという探究心とエネルギーが全く衰えていないこと。 これってスゴいことだ。 留学生活の長いある友人(正真正銘の国際人)が言った。 「今の日本に一人くらい、田原さんのようなひとがいてもいいと思うな」と。 全く同感だ。

 もうひとつは、マスコミ界の大ベテランになった後もジャーナリストとしての真髄である「情報収集」を不断に続けていること。 80歳になった今でも様々な勉強会を主催し、政党や世代を超えた人脈を開拓し続けている。 いわゆる大御所と呼ばれるメディア人は大抵、「過去の遺産」で生きている。 田原氏のようなアクティブなひとは見たことがない。

 田原さんにそういう思いを持っていなかったら、新盆回りで一番忙しい時期に(しかもあの顔ぶれの討論会に)のこのこ出かけて行ったりしない。 終戦記念日の「朝なま」は、ちょっぴりストレスが溜まった。 万一、平和・安全法制についてもう一度、議論するチャンスがあれば、次回はもっと戦略を練ってから戦いに臨む。

 小林よしのり氏とは、平和・安全法制についても、日米同盟に関しても意見が違う。 が、沖縄発の「朝なま」と同様、何度かドキッとさせられた。 政治家には使えない直裁的な表現で「物事の核心」を突くからだ。 小林氏と米国のイラク攻撃について議論出来なかったのは残念だった。 その後、米国や英国で行われた調査委員会の経緯や内容も詳細にチェックしていたのに…なあ。

 森本敏教授は、かつて「最も尊敬する有識者」の一人だった。 森本氏が民主党政権で防衛大臣を受けたことは、返す返すも残念だった。(ため息)

 古市憲寿氏の話を聞きながら、正確な情報を若者に伝え切れていない政治の努力不足を痛感した。 たとえば、(安倍総理が何度も答弁しているように)平和安全法制と徴兵制は全くの無関係。 というか、日本で徴兵制が導入されることは、今後も100%、あり得ない。 その理由を改めて説明する時間も雰囲気もなかった。

 「朝まで生テレビ」を見た地元の後援会幹部によると、「あの若い女性の政治学者の話は分かりやすかった」そうだ。 三浦瑠璃さんには(いろいろな意味で)スター性がある。

 辻元清美衆院議員と小池晃参院議員は「手強い論客」だ。 政治理念も政策も大きく違う。 でも、この2人、嫌いじゃないな。 その理由はどこかで改めて書く。 


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」