2015年8月9日

 18時過ぎ。 高崎から東京に向かう新幹線車中からのブログ。 本日は前橋、渋川、北群馬、高崎市、甘楽町、富岡市、妙義と移動。 新盆のお宅を訪ね、ご焼香をさせていただいた。 14時からは、高崎市議会議長の就任祝賀会に出席。 来賓として挨拶した。

 あちこちで、平和・安全法制の話が出た。 「なぜ、そんなに急いで今国会でやらないといけないの?」「安倍総理は強引過ぎるんじゃないか?」 その都度、総理の真意を丁寧に説明した。 「ちゃんと話せば、分かってもらえる」とも感じた。

 何度もこのブログに書いたように、安倍首相自身に油断や慢心は1%もない! にもかかわらず、国民の目には「自民党全体が傲慢になっている」かのように映っている。 繰り返し報道された一部の若手議員の発言が、このイメージを増幅させている。 この点は要注意だ。

 複数のひとから言われた言葉があった。 「一太さん、来年の参院選挙、自民党は大変だよ!」「来夏は一太君の選挙じゃなくてよかったねえ。」

 平和・安全法制は参院で十分な審議を重ね、国民に対する最大限の説明責任を尽くした上で、「今国会での成立」を図らねばならない。 「今国会で可決させれば、参院選挙まで10ヶ月ある。特定秘密保護法案と同様に、時間が経てば国民の反応は落ち着くだろう」と分析するひともいる。 残念ながら、今回はそういう流れにはならない気がする。 政治家山本一太の直感だ。

 法案が成立した後も、引き続き(政府・与党全体で)有権者の理解を深める努力を続けていくべきだ。 それを怠ったら、1年後の参院選挙への影響は必至だと思う。

 来年改選を迎えるある同僚議員が、「来年の戦いは厳しい。最初から覚悟している」みたいなことを言った。 さっそくその議員の選挙区の友人に聞いてみたが、危機感を口にする割には、地元での動きが鈍い。 申し訳ないが、「見方が甘い」としか言いようがない。(ため息)

 過去のブログに何度も書いた。 ある政権(与党)が4回連続で国政選挙に勝利したケースは、これまで一度もない。 加えて、自民党が3度続けて衆参の選挙に勝ち続けているという状況だ。 国民にはバランス感覚が働く。 

 「自民党内で多様な意見が出て来ないのが心配だ。」「政権が強すぎると極端に行ってしまいそうでちょっぴり怖い。」 こうした意見を聞きながら、ふと思った。 「有権者は参院をブレーキ役に使おうと思うかもしれない」と。

 選挙のために政治家をやっているわけではない。 が、万一、参院で与党が過半数を失うような事態になれば、安倍内閣が進める日本再興のための重要施策の実現に赤信号が止まる。 だから、来年の参院選挙では、何としても過半数を維持しなければならないのだ。

 この際、自民党執行部の方々(特に衆院の幹部の皆さん)に一つ大事なことをお願いしておきたい。 国益のために「一刻の猶予もない」法案や政策は、反発があっても通さねばならない。 が、しかし、喫緊の必要性があるもの以外は、国民の反感を買う法案や政策、特に平和・安全法制に不安を抱き、政権に違和感を感じ始めている無党派の女性たちが嫌悪感を持つような法案や政策の推進は、次の参院選(来年の7月)以降まで、ぜひとも避けていただきたいということだ。

 参院選挙を4回戦い、毎回、得票を伸ばし続けてきた唯一の参院議員である山本一太の感覚だ。 多少なりとも、参考にしてください! 「未来」は変えられる。

追伸:
1.山本一太が安倍総理の「側近」でないことは、過去のブログで述べたとおりだ。 ましてや、自分は総理の「太鼓持ち」ではない。(笑) 「そんな軽いノリで応援出来るなら、こんな苦労をする必要もないのに!」と時々、考えたりする。 この件は次回のブログで。

2.某若手官僚からメッセージが届いていた。 「一太さんの最近のブログは、本当に米国のTV政治ドラマ『House of Cards』みたいですね!(笑)でも、一太さんしか書けないのでいいと思います」だって。

 近いうちに、あるゴルフ場に足を運ぶ。 情報収集のためだ。 I am coming after you!!(笑X2)


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」