2015年7月27日

 朝。 TVのニュースを見ながら、腹筋と背筋をやった。 今日から回数を増やす。 ふうむ。 体脂肪や内臓脂肪の数値って、朝と夜でなぜ、こんなに違うんだろう? まだちゃんと目が覚めていない。 熱い紅茶が必要だ。

 さて、海外コンテンツの研究と英語の勉強を兼ねて、毎晩、運動しながら米国のTVドラマを1話、見ることにしている。 サスペンスやミステリー、アクションといったジャンルのドラマシリーズに必ず登場するのが、FBI(米国連邦捜査局)とCIA(米国中央情報局)だ。 そう言えば、昨日(7月26日)は、FBIが創設(1908年)された日だったことに気がついた。

 FBIに実在する行動分析課の活躍を描いた「クリミナル・マインド/FBIvs.異常犯罪」や、CIA分析官が主人公の「ホームランド」はもちろん、あらゆる賞を総なめにした「ブレイキングバッド」、エミリー・バンキャンプ主演の復讐劇「リベンジ」、最後までどんでん返しの連続だった「プリズン・ブレイク」等の人気TVドラマの中で日常茶飯事のように描かれるシーンがある。 それは「盗聴」と「盗撮」と「尾行」だ。

 テロを未然に防ぐために、「通信傍受」が最も効果的なツールの1つであることは間違いないだろう。 事実、米国や英国では、「合法的な盗聴」によってテロリストの動きや資金の流れを把握し、潜在的なテロを封じ込めていると聞いた。

 残念ながら、日本もテロの標的になっている。 米国のCIAや英国のMI6のような組織を持てるとは考えていないが、日本独自の情報機関設置は急務だと思う。 2020年の東京オリンピック&パラリンピックに向けて、サイバーセキュリティーの強化も不可欠だ。 が、インテリジェンス機能を高めるにあたっては、プライバシーや人権の保護とのバランスをうまく保っていく必要がある。

 2013年。 米国家安全保障局(NSA)の元局員だったエドワード・スノーデン氏がNSAの個人情報収集の実態を暴露した。 スノーデン氏のリーク文書をめぐる報道の中で、Google、Facebook、Microsoft等のグローバル企業が「PRISM」プログラムを通じてNSAに情報提供を行っていた疑惑が持ち上がった。 真偽のほどは分からないが、日本ではあり得ない話だ。

 たとえばある政治家が通信関係、IT関係の企業に要請して(又は圧力をかけて)「個人情報」の提供を受け、それを政治的に利用したとする。 犯罪捜査でもない限り、(少なくとも日本では)明白な違法行為だ。 その個人情報が盗聴や盗撮で得られた会話や映像であろうと、電話やメールの発信・着信記録であろうと、断じて許されない!

 万一、そんな違法行為にほんの少しでも関わったことが発覚したら、その政治家は一巻の終わりだ。 即、辞職ということになるだろう。 その情報を渡した企業関係者も即時解雇されるに違いない。 当然、違法な情報の提供元となった会社の信頼は失墜する。 企業として、計り知れないダメージを負うことになる。 もう一度言う。 こんな恐ろしいことが、法治国家の日本で起こるはずがない!

 CIAの活動をかなり正確に(?)描写したという「ホームランド」のシリーズでは、CIAの実際の(?)盗聴や盗撮の「手口」を学んだ。 万一、どこかの探偵社(?)に尾行されても、対処出来ると思う。(笑) 

 自宅の付近に不審な車(特にバン)を見かけたら、スマホで写真を撮ったり、車体のナンバーを書き留めるという癖が治っていない。 どうみてもTVドラマの見過ぎだ。(笑X2) が、IOE(internet of everything)とまで呼ばれるこの時代。 プライバシーを守るのが極めて難しい状況になっていることだけは間違いない。  


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」