2015年7月24日

 午前10時から参院本会議。 冒頭、参院平和・安全法制特別委員会設置のための起立採決があった。 続けて公職選挙法一部改正案の質疑、採決が行われた。 自民党+野党4会派による「10増10減案」が可決された。 参院自民党にとって(何度も言うが)「苦しい決断」だった。

 山本一太は、自他共に認める「欠点だらけの」政治家だ。 20年間も国会議員をやっているのに、未だにいろいろなことで20年選手とは思えない「愚かな失敗」をしでかす。 その度に反省する。 「迷惑をかけてしまったひとたちに申し訳ない。2度と繰り返してはならない」と自分に言い聞かせる。 

 幸か不幸か、楽天的で脳天気な性格は変えられない。 嫌なことはすぐに忘れるし、何でも前向きに捉える。 そうじゃなかったら、自分自身の「不完全ぶり」にとても耐えられないだろう。

 「自業自得」なら納得出来る。 が、いくら脳天気でも、お世話になったひと、自分のことを応援してくれたひとに(不注意な行動で)「逆に迷惑をかけてしまう」のはスゴく辛い。 「不覚」としか言いようがない。 義理と人情を重んじる「上州人」として、これほど胸が痛むことはない。(ため息)

 最近、政治感覚が鈍っている気がする。 この20年、数々の政局を経験し、様々な困難を乗り越えて来たのに…??? 現場から離れていたせいなのか? 政局で何年も戦っていないから? それとも老化現象(「一太のままで」)だろうか? 

 いや、理由は本人が一番、分かっている。 無意識のうちに細胞の1つ1つに蓄積された(というより無理やり押し込めている)「3つの怒り」が、思考回路を狂わせているのだ。 山本一太、しっかりしろ!!

追伸:
1.掲載が遅れていた「なぜ、もう一度、安倍晋三なのか?」のシリーズを今晩からスタートさせる。 来週にも参院で審議が始まる可能性の高い「平和・安全法制」を切り口に、安倍総理の政治哲学や戦略的思考を解き明かす。 そこから始めたい。

2.先日、あるTV番組に松本幸四郎さんが出演していた。 帝劇ミュージカル「ラ・マンチャの男」が50周年を迎えたらしい。 大学生の頃、青山劇場で2回、見た。 素晴らしい舞台だった。 サンチョ・パンサ役は俳優の火野正平さんだった気がする。 「それでもオイラは旦那が好きさ!」

 「ラ・マンチャの男」は、大好きなミュージカルの一つ。 ニューヨークのブロードウェーの劇場にも何度か足を運んだ。 今でも時々、シャワーを浴びながら「見果てぬ夢」を歌う。 

 最も印象に残っているのは、映画スターのラウル・ジュリアがドンキホーテを、歌姫シーナ・イーストンがアルドンサを演じた90年代の作品。シーナ・イーストンの体調不良で、あっという間に休演(?)になってしまった記憶がある。 

 学生時代、メモ帳に書いて持ち歩いていた帝劇ミュージカル「ラ・マンチャの男」の最高の名セリフは今も忘れない。

「一番憎むべき狂気とは、あるがままの人生に、ただ折り合いをつけてしまって、あるべき姿のために戦わないことだ。」

 なんて素敵な言葉だろう! もう一度、言う。 山本一太、しっかりしろ!!


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」