2015年7月19日

 マスコミ報道によると、「参院平和・安全法制特別委員会」の委員長には鴻池祥肇・元防災相が、筆頭理事には佐藤正久・自民党国防部会長が起用される方向が固まったらしい。 これが事実だとすれば、ベストの人事だと思う。

 何度かこのブログにも登場した鴻池氏は魅力的な人物。 親分肌で胆力のある先輩議員だ。 途中で逃げるようなことは、絶対にしない。 武士(もののふ)の美学があるもの。 参院予算委員長の経験もある。 

 ヒゲの隊長こと、佐藤正久参院議員の筆頭理事は、誰もが納得する「適材適所」の配置。 佐藤氏は自民党の国防部会長であると同時に、この法案の与党協議にも最初から関わっていた。 他党との交渉力もある。 

 自民党野党時代の参院外交防衛委員会では、山本・佐藤の理事コンビが抜群の戦闘力を発揮した。 毎回、交互に質問に立ち、当時の民主党政権に激しく切り込んだ。 あの頃が懐かしい。 鴻池委員長と佐藤筆頭理事なら、いかなる逆風にも負けない。 安倍総理、いや日本のために、必ずこの大仕事をやり遂げていただけるだろう。

 鴻池特別委員長、佐藤筆頭理事の人事に全く異論がないことを断った上で、参議院議員山本一太の「正直な気持ち」をこのブログに書いておきたい。 陰でコソコソ言うのは嫌いだもの。

 1週間ほど前に、TBSが「参院自民党は参院平和・安全法制特別委員会の委員長に山本一太前沖縄・北方担当相を、理事に佐藤正久・国防部会長を起用する方針を固めた」というニュース(誤報)を流した。 地元支持者からの電話でそのことを知った。 

 この報道には本当に驚いた。 参院自民党執行部から「特別委員長就任への打診」は全くなかったし、マスコミ各社からの問い合わせにも「一切、聞いていない」と言い続けていたからだ。 消去法の中で、自分の名前も早くから取り沙汰されていたようだ。

 様々な情報を総合すると、「山本一太特別委員長説」は参院自民党の内部ではなく、官邸周辺(?)から出ていたようだ。 心当たりがないわけではないが、こんな政界の日常茶飯事をあれこれ詮索するつもりはない。 が、ハッキリしていることがひとつ。 決定もしていない人事を事前にメディアに流すのは「その人事を潰すため」と相場が決まっている。 永田町ではお馴染みの手口だ。

 それはそうとしても、ちょっぴり残念だった。 万一、参院自民党執行部から特別委員長への就任を求められていたら、喜んで受けるつもりだった。 もっと正直に言うと、安倍内閣の命運を賭けたこの法案の成立に「最前線で」(特別委員長又は理事として)貢献したいと強く願っていた。 僭越ながら、山本一太は「有力な候補の一人だ」と勝手に信じていた。(笑) 

 なぜ、そう考えていたのか? その理由は次回のブログ「鴻池特別委員長、佐藤筆頭理事はベストの組み合わせ:その2」で。

追伸:佐藤正久・国防部会長の筆頭理事は「誤報」にならない可能性が高いようだ。 そうだとすると、こっちは本当によかった。


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」