2015年7月16日:パート2

 先ほど、衆議院本会議で「平和・安全法制」が可決・成立した。 自民党の参議院議員としては、引き続き参院で徹底審議を行い、参院で成立させるのが筋だと思う。 が、この法案が今国会で成立する流れは固まった。 総理の決意は固い。 参院がどれほどモメようと(仮に採決出来なかったとしても)、会期末(9月27日)までに衆院が3分の2で再可決するのは間違いない。

 それでも、自民党が単独過半数を持たない参院では、衆院より厳しい審議が予想される。 「内閣支持率と不支持率が40%台で逆転する」(=歴代内閣に比べて支持率は高いのに不支持率がそれを上回る)という初めての現象も(一時的には)さらに深刻な状態になるかもしれない。 

 参院平和・安全特別委員会の委員であろうとあるまいと、全ての自民党参院議員が一致団結して、参院自民党執行部、参院平和・安全法制特別委員長、自民党理事チームを応援する必要がある。 もちろん、自分も「いち議員」として出来るだけのことをするつもりだ。

 安倍総理を20年、応援してきた。 いい時も悪い時も。 しかも、この間、一貫して外交・安全保障政策に取り組んで来た。 安倍首相のために政治生命を賭ける覚悟は常に持ち続けている。 その自分が、安倍内閣の命運をかけた(日本と日本国民を守るための)平和・安全法制の実現に関して「最前線」で動けない(=あまり安倍首相の役に立てない)のは残念だ。 総理に申し訳ない。 

 野党から見ると、「政治家山本一太」は、絶対に「嫌な存在」(=手強い相手)だと思うんだけど…なあ。(笑) この件については改めて書く。 ただし、どんな立場であろうと、参院自民党執行部の取り組みは全力で支援する。

 さて、今週の初め、テレビ朝日「朝まで生テレビ」から出演依頼があった。 放送日は7月24日の深夜。 時期から考えて、平和・安全法制の議論がメインになることは間違いない。 広島から生中継されると聞いた。

 今年に入って、「朝まで生テレビ」から声がかかったのは5回目。 そのうち、大晦日の特番や沖縄からの中継を含む4回の番組に出演した。 席は常に司会の田原総一郎氏の隣。 お馴染みのテーマソングを聞きながら、4回とも(ただ1人の与党議員として)一番最初に入場した。 もちろん、自民党の代表として(党を背負う気持ちで)やった。 どの回も必死に勉強し、頭を整理して臨んだ。 

 「朝なま」に限らず、TV討論に呼ばれた時はいつも真剣勝負でやる。 本気で準備して行かなかったら、選んで声をかけてくれた番組スタッフに失礼だ。

 「自民党内でも言論統制がある」「今の自民党には、自由な議論が出来ない雰囲気がある」みたいな誤解を払拭するためにも、出るつもりだった。 が、この日は「自民党沖縄振興調査会・西普天間基地跡地における国際医療拠点推進等小委員会」の委員長として、沖縄を訪問する予定が(以前から)組まれていた。 残念ながら、出演は断念した。

 が、しかし、今月の「朝まで生テレビ」には自民党からも、ぜひ誰かに出演してもらいたい。 他のパネリストから波状攻撃を受けることになるかもしれない。 が、しっかりと理論武装し、安倍総理のために(国益のために)堂々と正論を展開して欲しい。 視聴率や一般国民への影響等を考えれば、国会審議と同じくらい(もしかするとそれ以上に)大事な発信の場になるかもしれないのだ。  


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」