2015年7月15日

 親しい友人と会食した。 なるほど、「人生を楽しむ達人」っているんだ、な。(笑) 「人生は一度しかない。しかも何が起こるか分からない。だから後悔しないように生きなければならない。」 この点では意見が一致した。

 15時。 総理官邸で菅義偉官房長官に会った。 沖縄の件で報告したいことがあった。 アニキ、衆院平和・安全法制特別委員会の採決、御疲れ様でした。 参院の審議も皆で力を合わせて頑張りますから、ね。

 さて、人並み外れて記憶力がいいわけではない。 なのに、「言葉」には脳が敏感に反応する。 何年経っても、「誰かが自分に言った台詞」は忘れない。 その言葉を発した時の相手の表情、雰囲気、言葉の1つ1つが心の記憶版に深く刻まれる。 少し集中すると、驚くほど鮮明に蘇って来るのだ。

 この特殊能力(?)の源泉がどこにあるのかは分からない。 きっと「ひと」に興味があるからだと思う。 残念なのは、この不思議な能力が学校の成績に全く反映されなかったことだ。(笑) 

 今日もあるひとから言われた。 「一太さん、10年以上前のことなのに、そんな細かい会話まで憶えているんですね!(驚)」と。 さらに言うと、本当に重要だと思った時は(滅多にやらないが)、その時の「やり取り」をメモに残すことにしている。

 「約束を守る」のは、政治家というより、人間としての基本だ。 約束を守れない時は、相手に謝罪し、なぜそうなったのかを説明しなければならない。 子供の頃、亡母がよく言っていた。 「あのね。世の中には悪事還元の法則というのがあるのよ。嘘をついて誰かを陥れたら、必ず報いを受ける。だから、何でも正々堂々とやりなさい!」と。

 政治は権力闘争だ。 やられたら必ずやり返す! いったん覚悟を決めたら、直滑降ブログの「言葉のミサイル」は何年でも卑怯な存在を追い続ける。 どこかできっと逆襲のチャンスが巡って来るはずだ。 この「言霊」が現実になる日がきっと来る! 捨て身になれば、恐るものは何もない!!

 この20年間、政治家として「永田町の住人たち」の様々な所業を目の当たりにしてきた。 お世話になった相手を自分自身の保身のために平然と切り捨てたり、ウソの情報を流して他人の足を引っ張ったり、予断を許さない政局で「敵方」と内通していたり、交渉でせめぎ合っている他党の議員の女性秘書をものにしようと躍起になっていたり、自分と関係の深いある組織の「絶対に表に出してはいけない情報」を政治的に利用したり、仲間の悪口を週刊誌に吹き込んだり、胡散臭い人間から多額の資金を受け取っていたり、周りのスタッフに暴力を振るったり…。 表沙汰になれば「違法」な行為さえ目撃した。 思い出すと吐き気がする。

 こうした場面に遭遇する度に強く自分に言い聞かせた。 「こういう人間にだけはなりたくない、なってはいけない!」と。 「男の風上にもおけない恥ずかしい行動だ!」と。

 欠点だらけの政治家山本一太の数少ない長所は、(1)ウソをつかないこと、(2)間違ったと思った時は率直に自らの非を認め、きちっと謝ることーだと思う。 政治家として、この姿勢は最後まで貫きたい。 世の中には、酷いことをしても謝らない輩が多い。 周りから、「あいつはちっちゃいヤツだ」と笑われたくない。

 「謝る」と書いて思い出した。 過去のブログの記述に関して、中曽根弘文県連会長にお詫びしておかねばならないことがある。 

 6月21日のブログの中に、「来年の選挙で中曽根県連会長が6度目の当選を果たした場合…」という一節がある。 当初、この部分が「5度目の…」となっていた。 ご本人からの指摘を受けて初めて気がついた。 急いで「5度目」を「6度目」に訂正した。 

 この間違いに気づいた読者は少なかったと思う。 地元の複数の「直滑降ファン」に聞いてみたが、全員、認識していなかった。 が、限られた時間だったとはいえ、誤った事実を掲載してしまったことは確かだ。 県連会長に少しでも不快な思いを抱かせてしまったとすれば、大変、申し訳なく思っている。 ご本人には直接、お詫びしたが、このブログにもきちっと残しておきたい。 こういうことを誤魔化したら、ブログの説得力がなくなってしまう。

 ある友人が言った。 「一太さあ、口頭では謝ったんだろう?5と6を間違えただけだし、すぐに修正したのなら、わざわざブログにまで書く必要はないんじゃないか?」と。 が、それは違う。 些細なミステイクではない。 同じ参院議員として1回の選挙の重みは十分に分かっている。 極めて無礼な間違いだ。 

 中曽根県連会長、「6度」なのに「5度」と書いてしまって、申し訳ありませんでした。 直接、言っていただいたことを感謝します。 今後は、こうした事実誤認がないように十分に気をつけます。

 間違いや行き過ぎは反省しつつも、「山本一太の直滑降ブログ」はけっして止まらない。 これからも、睡眠時間を削って書き続ける。 いかなる圧力にも、妨害にも、嫌がらせにも動じない。 引き続き、政治家としての信念や考え方を堂々と発信していくつもりだ。


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」