2015年7月12日

 昼12時30分。 都内の結婚披露宴に出席。 新郎側の来賓として、お祝いのスピーをした。 新郎は某大学病院で研修中の若い医師。 真面目で高い志を持った好青年だ。 新婦も清楚で可愛らしい女性(ひと)だった。 新郎にとってはど真ん中のストライク(ほとんど一目惚れ)だったらしい。(ニッコリ)

 今から約50年前のこの日。 伝説のロックバンド、ローリングストーンズがロンドンのクラブで初めて演奏した。 7月12日は、ローリングストーンズ誕生の日と言ってもいい。 

 そのことに言及しつつ、「71歳のミックジャガーは今でも現役。ローリングストーンズがスゴいのは、主要メンバーが半世紀以上、全く変わっていないこと。お2人もミックジャガーとキースリチャーズのようにずっと離れず、幸せになってください!」と話した。 え? 結婚式のスピーチで「解散していない」というフレーズ(「解散」という言葉)は使えない。 日本の常識だ。(笑)

 午後の新幹線で地元へ。 15時から高崎城南地区で行われた「山本一太を囲む会」(第2回)に駆けつけた。 地域に住む50人の方々が集まってくれた。 最初に60分の国政報告。 知事選から群馬のPR戦略、クールジャパン政策、対中関係まで、ノンストップで喋り続けた。 10分くらいオーバーしてしまったかもしれない。

 続けて参加者との意見交換。 2020年の東京オリンピック&パラリンピック、ツイキャスで発表したこんにゃくロック、政治や外交問題について様々な質問や意見が出た。 1つ1つの発言に対して、丁寧にコメントした。 が、平和・安全法制や自民党若手勉強会での「マスコミ潰せ発言」に関する出席者の発言を聞きながら、内閣支持率と不支持率の接近に伴って「地元の逆風体感指数」がジワジワと上昇していることを感じた。

 最初に手を挙げた30代くらいの男性(恐らく無党派)がこう言った。 「先般の自民党若手による言論弾圧をするかのような発言には危うさを感じた。とても不快だった。一強多弱という状況の中で、自民党が傲慢になっていると感じる。自由闊達に意見が言えない状況は不健全。一太さんから、そのことを、ぜひ、安倍総理に伝えて欲しい。」

 50代の男性からも、「自分は保守だが、その自分から見ても安倍総理が右に寄りすぎているように見える。大丈夫なのか?」という意見があった。 60代のある参加者からは、「多くの憲法学者が、今の平和・安全法制は憲法違反の可能性が高いと主張している。先ずは憲法改正をやって整合性を図った上で、法案を通すほうがいいのではないか?」という質問を受けた。

 「批判は批判として率直に受け止め、反省すべき点は反省すべきだと思う」と断った上で、自民党に「自由な言論を抑えつける」意図は全くないこと、恐怖政治などそもそも存在しないことを強調した。 平和・安全法制についても、「日本と日本国民の安全を守るために必要な法案。戦争ではなく、抑止力の強化によって国家と国民の安全を守るのが法案の趣旨である」ことを一生懸命、説明した。

 週末、選挙区に戻った多くの自民党議員が、自分と同じ反応に遭遇したはずだ。 選挙基盤の固まっていない一部の議員たちは、バタバタし始めるかもしれない。 が、ここからが正念場だ。 

 何度も言っているように、今、安倍首相の代わりが務まるひとは誰もいない。 最大の目標である「日本再生」をやり遂げるために、政府・与党が力を結集して、この難局を乗り越えねばならない。

 平和・安全法制に賛成しているある有識者から電話で叱られた。 「委員会答弁でも何でも、安倍総理が一人で頑張っているように見える。周りがもっと助けなければダメじゃないか!」と。

 自民党の強みは全国津々浦々まで張り巡らされた地方組織のネットワークだ。 平和・安全法制に関する国民の理解を促進するため、自民党の総合力をより発揮出来る態勢を作る必要がある。

 安倍総理は、最後までぶれずに信念を貫くだろう。 もちろん、何があっても最後の最後まで応援する!!  

追伸:先週、連載を始める予定だった「なぜ、もう一度、安倍晋三なのか?」シリーズは、今週中にスタートさせたい。


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」