2015年7月9日

 夕方。 参院自民党議員総会が開かれた。 参院選挙制度改革に関する平場の議論が行われた。 様々な意見が出た。 が、最後は溝手議員会長に一任された。 

 この問題は、参院のあり方そのものに直結する。 改めて(どこかで)自分の考え方をしっかり書いておきたい。 が、方針が決まった以上、参院自民党は一致協力して来年の選挙に臨む。 そこが最も重要だ。

 さて、昨晩の自民党ネット番組「カフェスタ」(平和・安全法制特集 第3夜:テーマ「自衛隊は危険にさらされる?」)に安倍総理が出演した。 第1夜、第2夜に引き続き、総理は具体的な例を示しつつ、法案の目的と内容を丁寧に解説していた。 言葉を選びながら、分かりやすく話そうと懸命に努力していた。 柔らかいタッチだった。 好感度は高かったと思う。 

 当日のインタビュアーは、大沼みずほ参院議員。 第1夜に続いての登場だ。 少し緊張気味だった前回に比べて、より自然な感じだった。 牧島さんと大沼さんの人選はとても良かったと思う。 若さと清潔感があるもの。

 出演時間は昨晩より6分短い21分。 思ったとおり、(回を追うごとに)視聴者の反応も良くなっている。 ニコニコ動画(生放送)の番組直後のユーザーアンケートはさらに改善した。 *( )は前回の数字

「とてもよかった」  :70.6%  (66.3%)
「まあまあよかった」 : 7.5%  ( 9.3%)
「ふつう」      : 3.0%  ( 4.6%)
「よくなかった」   : 0.7%  ( 1.5%)
「あまりよくなかった」:18.2%  (18.2%)

 番組へのアクセスは、今回も1万を超えた。 20分の出演で1万というのは、かなり多い。 1時間やれば、恐らく2万にはなるだろう。 平和・安全法制をめぐる世論の現状を考えると、「とてもよかった」が7割を超えたのは、安倍総理の言葉が視聴者に響いた証拠だ。 

 安倍総理の3日連続のカフェスタ出演への反応を見て、改めて確信した。 国家のリーダーである首相が自らの言葉で国民に対して丁寧かつ真摯に説明を重ねていけば、平和・安全法制に対する理解は(少しずつでも)着実に深まっていく、と。 総理の感覚は間違っていない。 

 平和・安全法制を正しく理解してもらうための総理のネット発信は、さらに充実させ、重層的にしていく必要がある。 総裁ネット戦略アドバイザーとして、(遅ればせながら)いろいろ知恵を絞ってみたい。 

追伸:夜は河野太郎衆院議員、西田昌司参院議員と3人で食事をした。 自分が席を作った。 もちろん、初の組み合わせだった。 河野氏と西田氏がこんな形で会食するなんて、絶対に初めてだったと思う。(笑) 

 「スーパー保守」VS「超リベラル」みたいな単純な構図ではないとしても、この2人の政治家の考え方は「対極」にあると言っていい。 事実、経済・財政政策からネルギー問題に至るまで、党内の議論では常に正反対の意見をぶつけ合って来た「天敵同士(?)」のような存在なのだ。 

 が、実はこの2人には、ひとつ大きな共通点がある。 それは「政治家としての『信念』を持っていること」だ。 正義感が強いこと、反発を恐れずに突っ走るところもよく似ている。 ある意味、「突き抜けている」からこそ、両者ともある種のオーラを纏っている。 何しろ、河野太郎は(自民党野党時代に)自民党総裁選挙に立候補した。 敗れはしたが、最大野党の総裁に選ばれた谷垣候補(現・自民党幹事長)を相手に大健闘したのだ。 

 あ、もう1つあった。 2人とも山本一太と親しいことだ。(笑) そうか。 太郎ちゃんとは、もう30年以上の付き合いになるんだ、な。 

 19時に始まった会合が終わったのは、午前零時。 大いに議論し、おにぎりやお茶漬けや肉じゃがをパクパク食べ、歌もガンガン歌った。 皆さん、ご存知ですか? 東京都と神奈川県の迷惑防止条例(?)により、河野太郎氏が「カラオケで2曲以上歌う」ことを禁止されていることを。(笑) 音符と歌が全く合わないことに加えて(これはこれでスゴイが)、並外れた声量を持っているからだ。 が、その太郎氏が何曲も日本語や英語の歌を熱唱した。 

 今までお互いを「宇宙人だ」と認識していたこの2人の未知との遭遇は、不思議な「共感」を生み出した。 政策や政治哲学は違っても、お互いの「人間性」が共鳴したのだ。 

 一緒に食事をすれば、こうなることは分かっていた。 西やんも、太郎ちゃんも、山本一太が大好きな政治家なのだ。 まっすぐな魂を持った「最高にいいヤツ」に決まっているではないか!(ニッコリ)  


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」