2015年5月26日

 午前10時から財政金融委員会。 金融商品取引法の一部を改正する法律案の質疑・採決があった。 金商法に関しては、財政金融委員として、どこかで質問させてもらうつもりだ。 金融庁には少し迷惑をかけることになるかもしれないが、一応、言っておきたい。 政治家山本一太は、一度やろうと思ったことは、絶対にあきらめない!

 夕方から防衛省、外務省によるレク。 手を抜かずに真面目にやってくれた。 全員に紅茶を振る舞った。 ささやかな感謝の印です。(笑)

 過去20年間、政治家が窮地に陥る場面を何度も目撃した。 自分自身も幾多のピンチを乗り越えて生き残って来た。 悔しいこと、辛いことも一杯あった。 が、あきらめなかった。

 いつも言っているように、完璧な人間はいない。 ひとは誰でも過ちを犯す。 が、たとえば政治家が応援してくれた支持者のひとたちを裏切るような行動をしてしまったとする。 本当に議員を続けたいなら、苦しくても事実に向き合い、心から反省し、お世話になっている方々に直接会って謝罪し、なぜそうなったのかを説明しなければならない。 それが出来ないなら、きっぱり政治家をやめるべきだ。

 政治家の「生存力」は「感度」に比例する。 自分が周りの人間からどう思われているのか? どれほどの窮地に立たされているのか? 本当の味方がどれだけいるのか? 独力で切り抜けられる態勢があるのか? 誰を大切にしなければならないのか? こんなことさえ感じ取れない「感性の鈍さ」は致命的だ。

 あることでアドバイスを求めてきた若手議員にこう話した。 「都合の悪いことから目をそらし、腹を割って他人と向き合う勇気も覚悟もなく、行き当たりばったりで何とかなると思っている。この手のタイプが最悪だ。お互い、そうならないように気をつけよう!」と。

 政治家を選ぶのは「普通の人々」だ。 仕事や環境は違っても、それぞれ生きるために、大切な家族を守るために、毎日一生懸命、真面目に頑張っている1人1人のひとが選挙の主役なのだ。 権威をかざしても、けっして「独立自尊の心」を動かすことは出来ない。 

 さあ、ため息をついている暇はない。 熱い紅茶を一杯飲んで、沖縄問題の資料を読む。

 
◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」