2015年5月4日

 4月26日から5月3日まで、安倍総理が米国のボストン、ワシントンDC、サンフランシスコ、ロサンゼルスを訪問した。 日本の総理として9年ぶりとなるこの公式訪問に「総裁ネット戦略アドバイザー」として同行した。 さすがに日米首脳会談とオバマ大統領主催の晩餐会には参加できなかったが、その他のほぼ全ての日程に密着させてもらった。

 ひとことで言うと、今回の米国訪問は予想を上回る大成功だったと思う。 政府が掲げていた4つの戦略目標~(1)日米首脳の絆の確認(2)日米関係の更なる強化(3)グローバルなパートナーシップの確認(4)未来志向の日米同盟の強調~が全て達成されたからだ。 この点は文句のつけようがない。 たとえ安倍シンパでなくても、総理の発言や行動、現地での反応を身近に目撃すれば、必ずそう感じるはずだ。

 特に、日本の総理として初となる米国上下院合同会議での演説は素晴らしかった。 実際にあの場所にいなければ分からない(=TVの映像だけではけっして伝わらない)熱気と高揚感があった。 何しろ、演説の途中で9回もスタンディングオベーションが起こったのだ。 

 合同会議に参集した多くの米国議員の前で堂々とスピーチする安倍総理の勇姿を、日本の政治家、いや一人の日本人として誇りに思った。 過去20年間、いかなる時も安倍総理を応援して来て本当に良かった。 そう思わずにはいられなかった。 日米関係の歴史に残るこの演説の様子は、改めてもう少し詳しくこのブログに書く。

 前科学技術・イノベーション担当大臣として嬉しかったのは、総理が訪問先として米国西海岸(サンフランシスコ+シリコンバレー)を選んでくれたことだ。 米国と世界に大きな影響を与え続けているイノベーション創出、起業、ベンチャー支援の本拠地を訪れた安倍総理は日本の首相として初めてスタンフォード大学を訪問し、シリコンバレーの指導者やベンチャー企業のCEOと議論を交わし、シリコンバレーと日本との連携強化を打ち出した。 

 加えて、安倍総理が多くの日系企業が集まる南カリフォルニア(ロサンゼルス)を訪れ、日系米国人との一層の関係強化を図ったことにも大きな意味があった。

 総理が米国に滞在した8日間、訪米に同行していた広報担当の総理秘書官とも密接に連絡を取りながら、安倍総理のネット発信をサポートした。 政府専用機よりひと足先に移動するのは、思ったより大変だった。 が、チームを組んだ某外務官僚等とも力を合わせ一生懸命、頑張った。 安倍総理の活躍を出来るだけオンタイムで、臨場感を持って内外に伝えたかった。 微力ながら、それなりのことは出来たと思う。

 少し前のブログでも触れたが、総理の訪米中の活動をアピールするにあたっては、総理自身の発信をサポートすることと、ネット戦略アドバイザーとして総理の活動を紹介するという2つのミッションがあった。 この2つの発信を効果的に使い分けることが課題だった。

 そんなことを考えながら日々、作業をしているうちに、一瞬の油断で「総理のTwitterのパーソナルアカウントに自分のツイートのメッセージを掲載する」というミスを犯してしまった。 直後に気がついて消したが、ネット上では瞬く間に「ネット戦略アドバイザーの山本一太による首相アカウント乗っ取り(?)事件」として広まってしまった。 

 この件については、(自らのTwitterで)さっそくお詫びと説明のツイートをアップした。 何と1600を超えるリツイートがあった。 正確な事実関係は「直滑降ブログ」にもきちっと残しておきたい。 あ、携帯が鳴っている。 この続きはその2で。  


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」