2015年3月21日

 安倍官邸のチームは(お世辞抜きで)「強力な布陣」だと思う。 安倍総理が、内閣改造時も官邸スタッフ全員を留任させた理由がよく分かる。

 7人の総理秘書官は、経産、財務、外務、防衛、警察の5省庁の出身。 広報担当の山田真貴子氏(前経産相審議官)は、戦後初の女性秘書官だ。 この7人を含め、安倍総理の近くにいる官僚たちは、それぞれ強い思い入れを持って安倍総理を支えている。 少なくとも、自分にはそう見える。 

 久々の本格政権だもの。 やり甲斐もあると思う。 安倍首相を助けることが国益に繋がるという認識を共有しているはずだ。

 彼ら(役人たち)が最優先に考えるのは、安倍総理を守ること。 すなわち、総理や政権に(ほんの少しでも)マイナスの影響を及ぼす事態を未然に防ぐことだ。 加えて、(いくら安倍首相が元気でも)総理の健康にも配慮した日程を組まねばならない。 総理の判断を仰ぎながら、どう優先順位をつけていくのか? 官僚としては、苦労の耐えない仕事だと思う。

 そりゃあ、そうだ。 何しろ、うるさい与党議員のワガママな要求(笑)を却下し、総理に近づこうとする胡散臭い人々の思惑を跳ね除けなければならないのだ。 当然、反発も買うし、批判も浴びる。 ストレスだって溜まるに違いない。

 安倍シンパとして、この点はよく分かっているつもりだ。 だから総理官邸のスタッフには(これでも)相当に気を遣っている。 事実、仲間にも時々、「総理をガードしなければならない秘書官たちの難しい立場」を解説している。 7人の秘書官の皆さん、これからも全力で安倍総理を助けてください! よろしくお願いします。

 秘書官グループに加え、5名の首相補佐官も安定感を増している。 個人的に一番好きなのは、キムタロ(木村太郎補佐官)だ、な。(ニッコリ) ついでに言うと、14名の内閣官房参与も多士済々だ。 そうだ。 近いうちに、飯島さんを訪ねてみよう。

 総理官邸の中核を形成する官房長官と官房副長官の組み合わせにもスキがない。 特に、政治家である加藤副長官と世耕副長官は必殺仕事人コンビ。 事務処理能力も抜群だ。 が、何と言っても、菅義偉官房長官の存在感が図抜けている。 永田町の「アニキ」が首相官邸の要であることに異論を唱えるひとはいないだろう。 「余人をもって代え難い」という言葉が思い浮かぶ。

 正直に言うが、総理の周辺にいるひとの中には、心を許せない人物も含まれている。(名前は口が裂けても言わないが…(笑)) 極力、会話も交わさないように気をつけている。 理由はシンプル。 あまりにずる賢い「実態」(「正体」とは書かない)を知っているからだ。

 過去のブログにも書いた覚えがあるが、(よほどのことがない限り)他人のことをいちいち総理にご注進するようなことはしない。 だいいち、総理の下には、あらゆるネットワークから情報が集まっている。 総理はきっと全てを知っている。 分かった上で登用しているのだ。 ここらへんの懐の深さは、初めて会った時から全く変わっていない。

 きっと「性格の良し悪し」(人間性?)なんて大した問題ではないのだ。(笑) 総理がプラスになると考えている以上、何の文句もない。

追伸:つくづく思う。 世の中には、「知らなかったほうがよかった」と思うことが一杯ある、と。   

◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」