2015年3月6日

 録音された「ある会話」の中身が伝わって来た。 あまりの軽薄さと馬鹿さ加減に、呆れてモノが言えない!(ため息)

 「ちっちゃな反撃の矢」を放った。 「邪な動き」を止めるための最初の抵抗だ。 一寸の虫にも五分の魂。 自然公園を荒らすのは許せない!(って、何のことやら!(笑))

 午後。 新幹線で群馬に向かっている。 14時30分と18時30分に開催される清水聖義 太田市長の市政報告会に出席するためだ。 合間に地元の挨拶回りもやる。

 さて、本日は朝8時からの科学技術・イノベーション戦略調査会に遅れて出席。 大学改革、人材流動化について有識者(上山慶応大学教授と松本前京都大学総長)の話を聞いた。 「競争は重要。日本の大学はグローバルランキングをもっと重視すべきだ」という議論もあった。

 たかがランキング、されどランキングだ。 たとえば科学技術担当大臣時代に訪れた米国の「CALTEC」(カリフォルニア工科大学)は、最も権威のある世界大学ランキング(タイムズ・ハイヤー・エジュケーション)で(ハーバード大学を抑え)3年連続のトップに輝いている。 

 CALTECはすでに目覚ましい研究業績を積み重ね、世界トップクラスの教授陣と学生たちを世界中から呼び集めている。 が、連続世界1位のブランドが相乗効果を生み出し、さらなる人材と資金を呼び込むという好循環を生み出している。

 日本の大学は残念ながら、トップ10、いやトップ20にもランクインしていない。 最新2014年のランキングでも、日本勢でトップの東京大学が23位だ。 辛うじてアジアの首位を保ったが、他のアジアの大学に猛追されている。(それでもアジアの1位をキープしているのは嬉しい!)

  過去のブログにも書いたが、IT担当大臣を退任する数ヶ月前に発表された国連電子政府ランキング(2年ごとに発表)で日本が18位から6位に大躍進した。 「世界最先端IT国家創造宣言」の名付け親である山本一太大臣の下、IT戦略本部(=遠藤CIO)が戦略的に後押しした成果だ。 もし日本の大学のランキングを上昇させ、東大や京大をトップ10に入れたいのであれば、「欧米寄りの評価」だと文句を言う前に既存の基準を改めて研究し、国家として戦略的に対応する必要がある。

 え? 欧米に有利と言われる今のランキングとは別に、日本初の指標を発信するべきだって?! それもひとつの考え方だとは思うが、「権威」がなければ何の意味もない。 先ずは、PHDの授与数、外国人の教授数、国際的な共著論文数を増やす等の具体的な取り組みを強化していくべきだろう。

追伸:ちなみに、タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(TIMES HIGHER EDUCATION、略称THE)が発表している世界大学ランキング2014-15年のトップ10は以下のとおり。

1位 カリフォルニア工科大学(アメリカ)/ -
2位 ハーバード大学(アメリカ)/ -
3位 オックスフォード大学(イギリス)/ down(2位)
4位 スタンフォード大学(アメリカ)/ -
5位 ケンブリッジ大学(イギリス)/ up(7位)
6位 マサチューセッツ工科大学(アメリカ)/ down(5位)
7位 プリンストン大学(アメリカ)/ down(6位)
8位 カリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)/ -
9位 インペリアル・カレッジ・ロンドン(イギリス)/ up(10位)
9位 エール大学(アメリカ)/ up(11位)

 あ、間もなく高崎のアナウンス。


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」