2015年2月1日

 午後から地元日程。 利根郡某県議後援会の新年賀詞交換会、元県獣医師会会長の環境大臣賞受賞祝賀会等に出席した。 一昨日の徹夜の疲れは完全に吹っ飛んだ。(よしっ) 昨晩、久々に6時間以上の睡眠をとったからだ。 

 利根郡では、お嬢さんを亡くした某村の山本一太後援会長の自宅を弔問した。 地域の農業委員会の会長を務め、「攻める農業」を実践している気鋭の農業者だ。 「亡くなった娘は国際貢献の問題に取り組んでいた。その意志を引き継いであげたい!」と語っていた。 出来ることは、何でも応援したい。

 本日の早朝、ISILに拘束されていたジャーナリストの後藤健二さんが殺害されるシーンがネットに投稿された。 ショッキングな映像だった。 菅官房長官が午後の記者会見で、「動画に写っている人物が後藤さんである可能性が高い」と述べた。

 安倍総理が言ったように、まさしく「痛恨の極み」だ。 ご家族の心痛は想像も出来ない。 卑劣なテロリストに対する激しい怒りを禁じ得ない。 

 何があろうと、日本がテロに屈するようなことは、断じてあってはならない! 中東地域のみならず、国際社会全体の脅威である過激主義との戦いに、日本だけが背を向けるわけにはいかない。 国内外の日本人の安全確保の取り組みを強化しつつ、シリア難民を抱える関係諸国への人道支援を含む平和的貢献は、さらに拡充・強化していくべきだ。

 人質になった湯川さんと後藤さんを救うことは出来なかった。 より正確に言うと、出来なかった可能性が高い。 が、与党の国会議員として、日本人として、関係各国の情報協力を含む様々な支援に心から感謝したい。

 パレスチナ自治政府のアッバース大統領、ヨルダンのアブドラ国王、エジプトのエルシーシ大統領、トルコのエルドアン大統領、米国のオバマ大統領、英国のキャメロン首相、オーストラリアのアボット首相、そして日本に駐在するアラブ外国団までが、次々と「テロへの批判と日本政府への協力」を表明してくれた。 「朝まで生テレビ」でもチラッと言ったが、今回の事件を通じて、過去2年間の安倍総理による「地球儀を俯瞰する外交」が、日本政府の大きな外交資源になっていることが証明された。

 特に親日家で、優れた外交官でもあるヨルダンのアブドラ国王の好意と努力は、けっして忘れてはならないと思う。 人工国家であるヨルダンの統治は簡単ではない。 アブドラ国王が後藤さんを救出するために「かなりの政治的リスク」を承知で協力してくれたのは、日本との関係を重視しているからに他ならない。 こんなひとが、同じ米国ジョージタウン大学のMSFS(Master Science of School of Foreign Service)の卒業生であることを誇りに思う。 ジョージタウン大学のOB、OGの仲間と一緒に、どこかで一度、お目にかかれたらと考えている。

追伸:このブログを書いた直後に、テレビのニュースで「安倍総理が改めてヨルダンへの謝意とヨルダンを含む国々への人道的支援を強化する方針を表明した」と知った。 さすがは「外交センス抜群の首相」だと思った。

 岸田外務大臣がぶら下がり会見で言っていたように、日本は「非軍事分野での貢献」を拡充していくことになるだろう。 特に重要なのは、テロ組織への資金ルートを遮断することだ。 過去のブログや委員会の質問でも強調した「国際的なマネーロンダリング対策」をさらに強めていく必要がある。  


◇山本一太オリジナル曲:
<a href="http://www.nicovideo.jp/watch/1362912973" target="_blank">「素顔のエンジェル」</a><br><a href="http://www.nicovideo.jp/watch/1362913254" target="_blank">「マルガリータ」</a><br><a href="http://www.nicovideo.jp/watch/1298511048" target="_blank">「かいかくの詩」</a><br><a href="http://www.nicovideo.jp/watch/1372242789" target="_blank">「一衣帯水」</a><br><a href="http://www.nicovideo.jp/watch/so21209855" target="_blank">「エイシア」</a><br>