2014年12月23日

 午後。 熱い豆乳を飲みながらパソコンのキーボードを叩いている。 夕方からサイバー関係の打ち合わせをすることになった。 「ネット戦略アドバイザー」のサポートチームも、どこかで正式に立ち上げねばならない。

 今回の衆院選挙で、渡辺喜美・元みんなの党代表が落選した。 今更ながらに思った。 選挙とは本当に恐ろしいものだ、と。 先代からの強力な後援会組織と圧倒的な知名度で、みんなの党代表時代には得票率9割という驚異の数字を叩き出したこともある。 渡辺喜美氏は、選挙研究家・山本一太の分析でも、「最も選挙に強い政治家10人衆」の一角だった。 その渡辺氏の敗戦の弁を聞きながら、「無党派が本気で怒ったら、いかに強力な組織も個人の発信力も為す術がない」という冷徹な原則を改めて思い知らされた。

 ね? 私が常々、「山本一太が4年7ヶ月後の参院選挙で勝つ確率は半分しかない」と言っている理由が分かるでしょう?! 5年も経てば世の中はガラッと変わる。 その時の情勢によっては、立候補出来るかどうかも分からない。 政治とは、選挙とはそういうものだ。 

 ちなみに、渡辺喜美氏が「自民党を離党する」と言った時には、最後まで引き止めた。(ため息) 心に「純の欠片」を持った数少ない政治家の一人だったからだ。 自民党所属の参院議員という立場を考えて、これ以上は書かないことにする。(ふう)

 他方、衆院群馬5区では、小渕優子衆院議員が逆風を跳ね返して圧勝した。 前回の選挙に比べて、得票数は約2万票、得票率は6ポイント(77%から71%に)下がった。 が、「よくこれしか減らなかった」というべきだろう。 上州は義理と人情の里。 「辛い時だからこそ、皆で支えてあげないといけない」と思う風土なのだ。

 隣でマイクを握りたいのは山々だったが、選挙区に入るのは我慢した。 選挙事務所への激励訪問に止めた。 自分が優子氏の立場だったら、「お詫び行脚に応援弁士なんて必要ない。ましてや同じ県選出の国会議員の応援演説なんて逆に迷惑だ。一人でしゃべって、一人でも多くの人と握手をしたい!」と思うに違いないもの。 

 小渕優子氏には、何があってもこの地域(群馬5区)に踏みとどまり、本当の意味の復活を遂げて欲しい。 その気持ちは全く変わらない。 だからこそ、今回の「証拠隠滅報道」にはショックを受けた。 ネット上では、再び「ネガティブなクラウド」が広がりつつある。 知人や友人たちからも、連日、厳しい声が届いている。

 伝えられている「証拠隠滅の行為」が事実だとすれば、最悪の対応だ。 優子氏自身がこの件に関与していることは考えられないとしても、選挙での圧勝が吹っ飛んでしまうくらいイメージが悪い。 優子さんを応援している多くの人たちを落胆させる。 だいいち、この情報が、このタイミングでリークされた意味を深刻に捉える必要がある。 簡単に言うと、「現場」が不満を持っているということだ。

 これ以上、詳しいことは書かない。 が、間違いは間違いとして認め、潔く全ての情報を提供し、(優子氏自身が明言しているように)捜査に全面的に協力する。 当然の義務だと思う。 2度と、この種の話が表に出て来ないことを祈っている。

追伸:自分が生まれ育ったこの地域の発展は、小渕優子氏と力を合わせて担っていく。 この場所での「火事場泥棒」みたいな動きは断じて許さない!  


◇山本一太オリジナル曲:
<a href="http://www.nicovideo.jp/watch/1362912973" target="_blank">「素顔のエンジェル」</a><br><a href="http://www.nicovideo.jp/watch/1362913254" target="_blank">「マルガリータ」</a><br><a href="http://www.nicovideo.jp/watch/1298511048" target="_blank">「かいかくの詩」</a><br><a href="http://www.nicovideo.jp/watch/1372242789" target="_blank">「一衣帯水」</a><br><a href="http://www.nicovideo.jp/watch/so21209855" target="_blank">「エイシア」</a><br>