2014年10月27日:パート4

 高崎から東京にとんぼ返りする列車の車中にいる。 突っ込んだ意見交換が出来た。 同じ感覚を共有していることも嬉しかった。(ニッコリ)

 昨日(日曜日)は、朝の某TV番組から出演依頼をもらっていた。 が、沖縄県知事選挙の応援日程と重なっていたため、受けられなかった。(そうじゃなかったら、出演していたと思う。) が、かえって良かったかも。 何しろ、テーマが「2人の女性閣僚の辞任問題」だったからだ。(ふう)

 同郷の小渕優子衆院議員が、政治資金をめぐる疑惑を追及され、女性初の経産大臣のポストを1ヶ月余りで辞任せざる得なかった。 群馬の代表としての活躍を期待していただけに、本当に残念(というより無念)だった。 

 その後も、メディア等で新たな事実や問題点が次々と指摘され、連日、週刊誌を賑わせている。 責任感の強い小渕前大臣は、精神的にも「かなり辛い毎日」を過ごしているはずだ。 それを思うと、(同じ政治家として)胸が痛む。

 「今回のことは、全て事務所の秘書が悪い。何も知らなかった小渕大臣は被害者だ。ちっとも悪くない!」と主張する人もいる。 心情的には、そう思いたいが、残念ながら、世の中には通らない。 自らの政治活動に関する政治資金収支報告書を議員本人が一度もチェックしたことがなかったとすれば、それは「政治家として自立していなかった」と言われても仕方がないからだ。

 当初は、特定の勢力による陰謀や嫌がらせの可能性も考えた。 口には出さなくても、若くして2度も大臣に抜擢された優子氏を嫉妬する同僚議員は多かっただろう。 何かあれば、足を引っ張ってやろうと思っていた人たちもいたに違いない。 

 たとえば、この疑惑追及が、通常なら外に出ないはずの内部情報の漏洩から始まったとか、秘書が誰かの罠に引っ掛けられたとか、そんなケースだったとしたら、背景を調べて「狙い撃ちにされた」と綴ったかもしれない。 が、しかし、今回の政治資金をめぐる問題は、誰かに仕掛けられた云々以前の話だ。 

 そりゃあ、そうだろう。 誰でもチェック可能な公開された数字の中から、これほど大きな矛盾(現時点で5千万以上の収支の差額)が見つかったのだ。 過去のブログにも書いたように、普通ではとても考えられない「杜撰な資金管理」が常態化していたとしか言いようがない。(ため息)

 過去のブログにも書いたが、この問題は、簡単には収束しない。 市民団体の刑事告発を受け、少なくとも何らかの捜査は行われる可能性がある。 何度も言うが、議員本人の監督責任は免れない。 小渕前大臣もそのことを率直に認め、閣僚辞任という形で責任を取ったのだ。 ただし、(何度も言うが)小渕前大臣自身が「知っていて何かの操作を指示した」みたいなことは、到底、考えられない。

 閣僚を辞任したことで、国会での直接の追及はなくなった。 が、これからも野党、マスコミ等からの攻撃は続くだろう。 自分の望みはただひとつ。 いかなる試練に遭おうと、小渕優子衆院議員には、政治家として再起してもらわねばならないということだ。 しかも、本当に「トップを狙える」政治家として!

 そのために、どうしても必要なことが2つあると思う。 「政治家・小渕優子」の復活を本気で願っているからこそ、少し厳しい注文もさせてもらう。 この機会に、周りの議員たちが本当はどう見ているのかも、優子さんに伝えておきたい。 ここからは、慎重に言葉を選んで書く。 この続きは「小渕優子前大臣が真の復活を果たすために必要なこと:その2」で。


「fs山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」