2014年10月18日
 
 本日の朝食は、レタスとトマトのサラダ、豆腐とワカメの味噌汁、プレーンクラッカーというシンプルな組み合わせ。 夜はご飯を炊く。  朝食後のフルーツ(葡萄)を食べながら、パソコン画面に向かっている。

 地元の小渕優子・経済産業大臣の政治資金をめぐる問題が、大きく広がりつつある。 メールやSNSを通じて、次々と厳しい意見が寄せられている。 幾つかの指摘をそのまま書く。

 「違法になる可能性のある処理をしておきながら、本人が知らなかったではすまされない!」「大臣は当然、辞任するべきだ。それどころか、国会議員としての資質そのものを問われる管理能力の欠如ではないか!」「なぜ、会計処理の調査にこんなに時間がかかっているのか理解出来ない。弁護士と対応を練っているからじゃないか!」「小渕大臣は清廉なイメージがあっただけに、本当にガッカリした…」等々。(ため息)

 同じ群馬県出身の国会議員として、小渕優子氏の「飾らない、まっすぐな人柄」を知っているだけに、今の状況は辛いし、悔しい。 こんなこと、優子さんが知っていてやるはずがない!(断言) が、しかし、過去に同様の問題で、複数の閣僚が辞任に追い込まれている。 本人も認めているとおり、「知らなかった」ですむ話ではない。 

 報道されているとおり、政治資金の収支の差額が5000万円を超えているとすれば、常識では考えられない杜撰な報告書だ。 小渕大臣への嫉妬によるリーク説とか、安倍政権のイメージを傷つけるための陰謀説とか、(残念ながら)そんな次元で論じられる問題ではない。

 まだ真相や経緯が判明していないので、言葉は慎重に選びたいと思う。 加えて、政治資金の管理責任は常に議員本人にあることも分かっている。 が、しかし、(どんな事情があろうと)こんな杜撰な資金管理をしていた人物(事務所スタッフ?)に激しい怒りを覚える。 小渕大臣のことを少しでも思っていたら、こんな「誰が見ても問題だらけの報告書」を(本人のチェッックも無く)絶対に提出するわけがない!(怒X10)

 現時点でも、小渕経産大臣に対する自分の気持ちは変わらない。 小渕大臣を取り巻く状況がますます厳しくなっているのは、疑いのない事実だ。 9月の内閣改造人事の目玉の1つだった小渕大臣の政治とカネの問題が繰り返しマスコミで報道される度に、安倍内閣と自民党のマイナスイメージは増幅され、ダメージとして蓄積されていく。 このことも否定出来ない。 

 が、それでも、小渕大臣には、政治家としての初めての試練を乗り越え、引き続き安倍総理を支えて欲しいと願っている。 様々な批判や懸念は、今後の経産大臣としての仕事の評価で打ち消す。 そのくらいの気持ちで、踏ん張ってもらいたい。 安倍総理が様々な反発を跳ね返して、政界の女性活用に道を開いたのだ。 このまま簡単にあきらめたら、「何だ、女性の大臣はやっぱダメじゃないか!」みたいな流れになってしまう。  

 優子さん、そのためにも、まず出来るだけ早く真相を突き止め、自分自身の言葉で国民に対する説明責任を果たしてください! これほど大きな収支の差額がなぜ発生したのか? 消えた差額分はどう使われたのか? 実質的な会計責任者に確かめれば、問題の本質はすぐに分かるはずだ。 

 世の中に完璧な人間はいない。 失敗は潔く認め、間違いは率直に謝罪するのが基本だ。 明らかになった問題点にどう対応してくのかも具体的に示し、その上で(苦しくても)前に進んで欲しい。 優子さんらしく、何が起こったのかを正直に、誠実に話すのが最良の策ではないだろうか。 政治家・小渕優子の人間性や誠意は、国民に必ず伝わると信じている。 どんな結末が待っていようと、それをきちっとやっておくことが、何より大事だと思う。

 「性懲りもなく、また政治とカネの問題か!」 国民は、ウンザリしているに違いない。 民主党政権時代にも、多くの閣僚が政治とカネの問題で追及された。 これは党派を超えた永田町全体の問題だ。 ましてや、国民に痛みを受け入れてもらう消費税再増税の判断が控えているのだ。 自分自身も含め、国会議員全員が襟を正さねばならない。

追伸:インターネットは社会全体の「ゲームのルール」を変えた。 政治も例外ではない。 「ポストを離れれば、追及は止む。説明する必要はなくなる。ほとぼりが覚めたら、また表舞台に立てばいい!」みたいなシナリオは成立しなくなっている。 そのことに、どれくらいの人が気づいているだろうか?!

 ネット時代の新たな現象。 それは、「情報が風化しない」ことだ。 この件については、次回のブログで改めて解説する。


「fs山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」