2014年9月1日:パート2

 マスコミの友人が、アドバイスをくれた。 「一太さん、ある人間の評判を知りたければ、その人物と同じ業界で働く立派な人に話を聞くのが一番いいと思いますよ!」と。 なるほど…なあ。 が、ちょっとリサーチしてみただけでも分かる。 野心と虚栄とギリギリのルール違反が複雑に絡み合う世界だ、と。 「役所」も、かなり深く関わっている。

 直感やひらめきは、大事だと思う。 が、初対面で、「私には財力がある。喜んで献金する!」とか、「あなたにこんなポストを用意します!」みたいなことを軽々に言う人間は、けっして信用しない。 そりゃあ、そうだ。 絶対に「何かの下心」があるに決まっている!(笑) 

 だいいち、(どんなビジネスであっても)真面目に仕事に取り組んでいる普通の感覚の人なら、初めて会った相手に、そんなこと言うはずがない。 リスクを恐れないシリコンバレーのベンチャー起業家だって、もっと慎重だ。

 「オレ(私)は、00とか00とかの大物政治家と親しい!」と言うくらいならいいが、時には、「あんたの弱みは握っている!」みたいなブラフ(脅し)をかけて、相手を思い通りに動かそうとするケースもある。 この手の輩とは、絶対に付き合わないと心に決めている。 ちなみに、山本一太に恫喝は通じない。 逆効果になるだけだ。(笑) 

 それでも、世の中とは、面倒臭いものだ。 いかにも胡散臭い、嫌らしい下心のある人間だと分かっていても、付き合わねばならない状況に追い込まれることがある。 人には、それぞれ「守らなければならない大事なもの」があるからだ。 

 最近、複数の同僚議員から、人間関係についての悩みを打ち明けられた。 「資金繰りが苦しくても、この際、そのルートは断ち切ったほうがいい!お金でコントロールされるのは嫌だろ?!」と助言した。 

 魑魅魍魎の跋扈する政界に19年。 ただの一度も、そんな場面に遭遇していないのは、幸運としか言いようがない。 地元で応援していただいている人々も、東京で付き合っている人たちも、素晴らしい方々ばかりだもの!(ニッコリX10)

 ある人から、SNSで次のような趣旨のメッセージをもらった。 「一太さん、財力や権力や情報操作による支配の時代は、遠からず終焉を迎えるでしょう。次の時代は、必ず、まっすぐなリーダーが活躍します。もうその時は目の前にまで来ている。応援している人は大勢いるはずです!」

 この言葉を読みながら思った。 「一寸先は闇」と言われる政界で、いつまで政治家を続けられるかは分からない。 明日、追い落とされるかもしれない。 が、日本の「古い政治文化」を変えるというライフワークは、最後の瞬間まで忘れないようにしよう、と。

追伸:内閣府特命大臣の任期もあと2日。 安倍総理が与えてくれたこの仕事に、最後まで全力を尽くす。 安倍総理は、改造人事に最後の思案をめぐらせているはずだ。 第3次安倍内閣は、必ず安定した布陣になる。 次回はそのことに触れたい。 ね? 次のステージを前に、ブログの切れ味と勢いが、少し戻って来たでしょう?!(笑X2) 


「fs山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」