2014年8月24日

 午前9時過ぎ。 新幹線で新大阪に向かっている。 午後1時から、先月亡くなった義父の49日の法要がある。 東京に戻るのは20時過ぎになるだろう。

 自民党群馬県連改革については、いろいろと動きがあるようだ。 「県連活性化ビジョン」を打ち出した張本人だからこそ、少し離れた立場から、県連執行部の対応を後押ししたい。 が、何度も書いたように、県連会長公選規定の「国会議員推薦条項」だけは、この際、ぜひとも撤廃していただきたい。 この条項がある限り、オープンな県連会長選挙は「未来永劫、行われない」可能性があるからだ。(断言) ね、私が言うと、説得力、あるでしょう?(笑)

 さて、昨年夏の参院選挙(群馬地方区)のデータを改めて分析している。 山本一太の得票数は58万票。 得票率は72%だった。 前年(2012)に行われた衆院選挙のデータ(5つの小選挙区の結果)と見比べてみる。 結論から言うと、山本一太の得票数及び得票率は、小渕優子衆院議員の5区を除く他の4つの小選挙区で、4人の衆院議員候補者を上回っている。 数字って恐い。 これだけで各選挙区の情勢が分かってしまうからだ。

 ちなみに、一昨年の総選挙における衆院群馬1区の得票率は45%、衆院2区(井野俊郎氏)は50%、衆院3区(笹川博義氏)は51%、衆院4区(福田達夫氏)は56%、衆院5区(小渕優子氏)は77%だった。 

この時の衆院選挙での投票率は、翌年の参院選挙より高い。 さらに言うと、当時の与党だった民主党は、厳しい逆風に晒されていた。 にもかかわらず、小渕優子氏以外の4人の衆院議員候補者の得票が「山本一太より少ない」というのは、(議席の数では圧倒したものの)自民党に対する全体の得票数が増えていないという事実を示している。 すなわち、自民党への信頼が完全に回復していない何よりの証拠だ。

 次回(恐らく2年後)の衆院選挙における山本一太事務所の最大かつ唯一の目標。 それは、上州若手3人衆(福田達夫氏、笹川博義氏、井野俊郎氏)に、それぞれの選挙区で「山本一太の得票数&得票率」を上回ってもらうことだ。 地元の秘書チームも、全員、そのつもりでいる。 この目標(=群馬次世代トリオに対する思い入れ)は、3人のうち誰1人として県連会長選挙の推薦人に名乗りを上げてくれなかった後でも、全く変わらない。(笑X5)

 もちろん、小選挙区で7割を超す得票を叩き出すのは、容易なことではない。 が、この3人なら十分に可能だ。 3人とも「未来の可能性」という最大の武器がある。 県民からの期待もある。 有権者は「将来」に投資するものだ。 だいいち、そのくらいの目標がなければ、逆風を乗り越えて生き残れない。 高崎も、伊勢崎も、太田も、常に新しい挑戦者が生まれる土壌なのだ。

追伸:
1.それにしても、小渕優子衆院議員の得票率77%はスゴい。 群馬5区は、これからも盤石だろう。 が、昨年の山本一太の得票率は、5区だけに絞ると73%~74%くらいなっているはずだ。 全県1区の参院選挙において「自民党選挙最強5人衆」の1人である優子氏の得票率に数ポイント差まで迫ったということについては、自分自身を(多くの人に助けていただいたお蔭だとはいえ)褒めてやりたい。(笑)

 ふと思った。 昨年の参院選挙で群馬地方区に(山口県や和歌山県のように)民主党の候補者が立っていなかったら、山本一太の得票率は8割に達していた可能性が高い。 この「参院の伝説」を阻んだのは、過去の参院選挙で2度戦った角田義一元参院副議長(2度とも10万票以上の差で自分が勝ったが…)だった。 「ホワイトタイガー」がいなかったら、民主党が候補者を立てることは出来なかったはずだもの。

2.過去のブログにも書いたが、参院選挙のデータを改めて詳細にチェックした結果、ハッキリ分かったことがある。 それは、「あらゆる点から考えて、弱点(得票率69%=7割に届かなかった)の前橋と大票田の高崎にもっと浸透しない限り、次の(5年後)の参院選挙には勝ち抜けない」という現実だ。

 来年4月の県議選への支援に力を注ぎつつ、前橋、高崎対策を早急にスタートさせることとしたい。 高崎では、これまで手の届かなかった層へのアプローチを試みる。 そのことが、(結果として)福田達夫衆院議員の得票を増やすことにも繋がる。


「fs山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」