2014年8月11日:パート2

 午後2時過ぎ。 高崎は猛烈に熱い。 お年寄りや子供の熱中症が心配だ。 皆さん、強い日差しを避け、よく水分を取ってください、ね。

 さて、沖縄県の仲井眞知事が、3選への出馬を正式表明した。 一昨年の12月に沖縄担当大臣に就任してから(間もなく)1年8ヶ月になる。 この間、仲井眞知事とは、40回、会った。 歴代の沖縄担当大臣で、これだけ知事と面会を重ねたひとは皆無だろう。 

 それもそのはず。 沖縄振興に関するあらゆる政策や予算は、総理や官房長官と連携を図りつつ、仲井眞知事と徹底的に議論しながら進めて来た。 通算40回のミーティングを通じてハッキリ分かった。 知事の頭には、常にたった1つのことしかない。 それは、「いかにして真の意味で自立し、かつ日本経済を牽引する沖縄を次世代に残せるか?」だ。 

 仲井眞知事は、自分を売り込むために平気でウソをつくような「カメレオン政治家」とは真逆の存在。 いったん決断したら、けっしてぶれない。 しかも、自分の言葉に責任を持つ。 信義のある立派な人物だ。 これだけ頻繁に連絡を取り合って来た自分が言うのだから、間違いない!

 11月の沖縄県知事選挙には、現時点で3名の候補者が出馬の意向を示している。 恐らく厳しい戦い(事実上の一騎打ち?)になるだろう。 他の候補者を悪く言うつもりは一切、ない。 が、現職の仲井眞知事が再選を目指して知事選に出た場合、沖縄担当大臣・山本一太(いや、政治家山本一太)として、仲井眞知事以外の候補者を応援するということは考えられない!(キッパリ)

 内閣府特命担当大臣として、様々な分野を任された。 沖縄でも、宇宙でも、ITでも、海洋でも、閣僚として貫いて来た信条がある。 それは、「不透明なことは絶対にやらない!」ということ。 すなわち、野党やメディアから攻撃されて、安倍総理にマイナスを及ぼすような事態は、何があっても避けねばならないという鉄則だ。 

 特に沖縄振興には大きな予算が動く。 変なところを突っつかれて、国会で問題にでもなったら、一生懸命、沖縄問題に取り組んで来た沖縄部局のスタッフは、一気にやる気を失ってしまうだろう。 それだけに、万一「不透明な案件」(筋の悪い話)が持ち込まれた場合は、全て自分のところでブロックすると決めていた。(実際、そんなことはほとんどなかったが…) たとえ悪者になっても、安倍総理に迷惑がかかることは、断じて防がねばならないからだ。

 沖縄振興の仕事は、「明るくて、クリーンで、沖縄部局の力を最大限に引き出せるひと」に引き継いで欲しい! 心の底から、そう願っている。


「fs山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」