2014年7月24日

 ロサンジェルスから東京に向かう飛行機の機中にいる。 成田空港到着まであと4時間。 眠れないので、ブログを書くことにした。 ええ、温かい日本茶をください。 客室乗務員のひとたちは、皆、とても親切だ。

 日本を発つ前に書き上げた「山本一太の県連活性化ビジョン」(第2案)は、県選出国会議員と県会議員全員に届いていると思う。 県議団については、連休明けに手分けして(事務所か自宅に)届けるよう、地元秘書に指示した。 郵送なんて失礼だ。

 さて、7月19日から24日まで、科学技術担当大臣、知的財産戦略担当大臣として、米国カリフォルニア州を訪問した。 ハイライトは3つ。 オレンジカウンティーでのダナ・ローラバッカー下院議員との12時間、ロサンジェルスでの映画関係者とのミーティング、世界大学ランキングで3年連続トップにランクされているカリフォルニア工科大学の視察だ。 冒険と発見のギッシリ詰まった実質3日間の出張だった。

 オレンジカウンティーでは、最初から最後までローラバッカー議員と一緒だった。 「ダナさん」(いつもこう呼んでいる)がやろうと言ったことは、全てやった。 南カリフォルニアの気候が醸し出すリラックスした雰囲気に終始、包まれていた。 が、自分にとっては、あらゆる瞬間が真剣勝負だった。 

 移動中の車の中でも、ずっと2人で話をした。 ローラバッカー議員の生い立ちや家族のこと、選挙区であるオレンジカウンティーの歴史、日米関係から科学技術イノベーションの未来まで、話題が途切れることはなかった。 ホワイトハウスでレーガン大統領のスピーチライターを務めていた頃のエピソード(詳しい内容は書かないが)は、スゴく面白かった。 

 ローラバッカー議員の自宅で待っていたジェネラル・アトミック社のCEO等と意見交換をやり、地元のベンチャー企業を訪問し、議員と親しい有力者がアレンジしてくれた船上でのランチに参加した。 オレンジカウンティーの美しい景色を見ながら、船上に集まっていた地域の有力者や某国の元外相等と議論や談笑を楽しんだ。

 ローラバッカー議員の支持者である医療ベンチャー関係者の自宅で行われた議員との意見交換会にも同行した。 あちこちで、(日本の大臣として)意見を求められた。 その度に、一太流イングリッシュで奮闘した。(笑)

 最後は議員と親しい地域の人々を招いたバーベキューに誘われた。 いや、招待されたというより、恐らく自分のためにアレンジしてくれのだと思う。 医学博士、ビジネスマン、投資家、サーファー、防衛企業関係者…等々。 家族連れの人たちもいた。 もちろん、ロンダ議員夫人と3人の可愛い子供たちの顔も。 日本が好きな人ばかりだった。 南カリフォルニアの風が心地良かった。

 気さくで、行動力に溢れたローラバッカー議員の人間性に改めて魅了された。 民主主義や家族の価値観を重んじる共和党の保守派ではあるが、けっして排他主義者ではない。 多様性を受け入れる寛容さと柔軟性を持っている。 下院外交委員会の主要メンバーであると同時に、科学技術委員会副委員長でもある。 宇宙政策やウクライナ問題にも深く関わっている下院の重鎮だ。 

 嬉しかったのは、行動を共にした12時間の間、あちこちで日米関係の重要性を力説し、日本人の素晴らしさを語ってくれたこと。 もともと親しい安倍総理のリーダーシップにも言及してくれた。 

 拉致問題に高い関心を持ち、尖閣をめぐる問題でも日本政府の立場を100%、支持してくれている。 日本は、ダナ・ローラバッカー議員のようなひとを本当に大事にしなければならない。 心からそう思った。

 あ、軽い朝食が出るようだ。 この続きは次回のブログで。


「fs山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」