2014年7月18日

 23時30分。 自宅の居間でパソコンのキーボードを叩いている。 20時30分からBSフジの「プライムニュース」に出演。 議論のテーマは、ベネッセの個人情報流出事件で改めて注目されるパーソナルデータをめぐる問題。 「個人情報やプライバシーに関するグレーゾーンをそのままにしていたら、パーソナルデータの利活用は、中、長期的に見て持続可能なシステムにはならない!」と主張した。 IT担当大臣として言いたいことは、全て言わせてもらった。(スッキリ) 

 パーソナルデータの利活用を本当に推進出来るかどうかは、(最後は)政府の政策が国民の信頼を得られるかどうかにかかっている。 そのために、政府として、個人情報、プライバシーの保護を図っていくのは当然だ。が、同時に、ビッグデータの中で最も利用価値の高いパーソナルデータの活用がどれほどの経済成長に結びつくか(=国民生活の向上に繋がるか)をきちっと説明し、内外にアピールしていく必要がある。

 朝から大臣レク、第1回水循環政策本部、閣議、第7回海洋立国推進功労者表彰、記者会見と続いた。 午前11時30分からの「宇宙政策委員会基本政策部会」にも出席。 この新たな部会で、宇宙と安全保障の戦略等の提言をまとめてもらう。 宇宙政策委員会の機能を一段、ギアアップするための重要なステップだ。

 16時。 幕張メッセで開催された「宇宙博2014」の開会式に滑り込んだ。 来賓挨拶では(珍しく)事務方に用意させた原稿をそのまま読んだ。 挨拶の中身を考える余裕が全くないほど、バタバタした日程だった。(ふう)

 スピーチでは、(宇宙政策担当大臣として)宇宙における産業競争力強化の重要性を強調した。 宇宙探査やISS(国際宇宙ステーション)は、次に挨拶した下村文科大臣から言及があると分かっていたからだ。 宇宙基本計画の2つの哲学が「宇宙利用の拡大」と「自立性の確保」であることを忘れてはならない。

追伸:日程の合間を縫って、米国映画「GODZILLA」の特別先行試写会に足を運んだ。 明日からの米国出張では、世界のエンターテーメント産業の一大拠点であるハリウッドを視察する。 知的財産戦略担当大臣として、日本独自のコンテンツを海外展開するためのヒントを掴むためだ。 皆さん、知ってましたか? ハリウッドの「ウォーク・オブ・フェーム」に登録されている日本の唯一のキャラクターは「ゴジラ」だという事実を! そう、「ゴジラ」こそ、クールジャパンの代表格なのだ。

 世界オープニング興行収入1位を記録した映画「GODILLA」の制作を手がけたのは、レジャンダリー・ピクチャーズのCEOで、ハリウッドのヒットメーカーの1人であるトーマス・タル氏。 以前からずっと会いたいと思っていたこの人と何とかアポが取れた。(よしっ!) トーマス・タルCEOと会う前に、どうしても「GODILLA」を見ておきたかった。

 小学生の頃、生まれ故郷の草津温泉の映画館「セントラル」で、怪獣映画を山ほど見た。 ゴジラ、モスラ、ガメラ、ガッパ…等々。 特に「ゴジラ」は、昭和シリーズも平成シリーズもほとんど制覇している。 筋金入りのゴジラファンから見ても、レジャンダリーの「GODZILLA」はスゴい! 期待を裏切らなかった。 最初に全身が映し出される場面では、思わず涙が出そうになった。(笑)


「fs山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」