2014年7月8日

 日本時間の18時。 東京からロンドンに向かう飛行機の機中でMacBookAIRを開いた。 高度1万メートルからのメッセージだ。

 機内乗務員のひとたちは、(いつものように)とても親切。 フライトスケジュールの正確さも含めれば、日本の航空会社のサービスは世界No.1だと確信している。 が、さっきから飛行機が揺れて、眠れない。(ふう) 出張の資料を読む前に、ブログを1本、書くことにした。

 英国滞在中は、ウィレッツ大学・科学担当大臣、ウォルポート政府首席科学顧問と会談。 科学技術イノベーション政策やサイバーセキュリティー政策、宇宙政策等について意見交換する。 

 加えて、IISS(国際戦略研究所)とヘンリージャクソン・ソサエティーという2つのシンクタンクを訪問。 CEOに会うと同時に、日本との連携強化の可能性や国際問題、日中関係等について議論する。

 英国政府が力を注ぐ科学技術イノベーションの拠点(カタパルト)も視察する。 細胞治療カタパルトセンター、武田ケンブリッジ研究所、東芝ケンブリッジ研究所、日立キャベンディッシュ研究所、ジーザスカレッジ等を訪問する予定だ。

 実質2日間の短い出張。 それでも、充実したプログラムになった。(日程調整に汗をかいてくれた科技部局の努力に感謝!) え? 飲み物ですか? 温かい日本茶と梅干しをお願いします。

追伸:国際政治の舞台において、米国(ワシントンDC)と英国(ロンドン)の発信拠点としての重要性は図抜けている。 もちろん、科学技術イノベーションやサイバーセキュリティー等、日英が協力出来る分野も多くある。 

 安倍内閣の閣僚として、一度、ロンドンを訪ねたかった。 今回、領土・海洋政策担当大臣として発信する機会がないのは残念。 が、有力シンクタンクとの人脈はきっちり作っておきたいと思っている。

 安倍総理の「マルチステークホールダーが集まる空間」(ダボス会議やシャングリラ・ダイアローグ)での発信力と存在感は、歴代総理の中で間違いなくトップだと思う。 事実、安倍総理が日本の首相として初めて基調講演を行った1月の「ダボス会議」は、明らかに日本が主役だった。 5月の「アジア安全保障会議」(シャングリラ・ダイアローグ)でも、総理のスピーチは最も注目を集めた。

 日本の立場や主張を国際社会に発信していくために、世界のシンクタンクとの連携を深めていくことは、とても重要だ。 もちろん、日本自身のシンクタンク機能を高め、優れた研究員を育てていくことも。
    
 
「fs山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」