2014年6月14日:パート2

 開かれた県連会長選挙をやるべきだと思う第3の理由。 それは、苦しい時も自民党を変わらずに支えてくれた群馬の自民党員の方々に、「県連会長は自分たちの意志で決められる」という事実を改めて認識して欲しいからだ。 

 「党費を収めて自民党員になっていただいている」ということは、すなわち、県政や国政に参画し、影響力を行使出来る資格を持つということに他ならない。 県連会長選挙のプロセスは、新たに自民党員になる、又は自民党員を続けてもらう意義(メリットやインセンティブ)をPRする機会になる。 多くの自民党支持者の方々に、「これなら党員でいることの意味がある」と思ってもらえるはずだ。 

 ちなみに、昨年、自民党総裁選挙の規定が修正され、総裁選における党員投票の重みが格段にアップした。 次の総裁選挙からは、各都道府県の自民党員が総裁(=内閣総理大臣)を決める上で、大きな役割を担うことになる。 今回の自民党群馬県連会長選挙は、総裁選挙の前哨戦(予行演習)にもなる。

 第4の理由として挙げたいのは、県連会長公選規定は出来たものの、オープンな会長選挙がこれまで一度も行われたことがないという点だ。 過去のブログでも触れたように、県連会長公選規定の流れを作ったのは山本一太私案だった。 

 この私案を当時の南波幹事長に手渡したことで、県連内の公選規定作成議論が始まった。 さらに言うと、国会議員・県会議員合同会議で県連会長選挙規定の設置を最も強く後押ししれくれたのは、亡くなった大林県議等と立ち上げた勉強会「チーム8」の面々だった。(感謝)

 今から4年前、県連会長選挙を実施する最初のチャンスが訪れた。 野党に転落した自民党、特に小選挙区で3議席を失った群馬の自民党を立て直すためにも、新しい県連会長は公選で決めるべきだと提案した。 でも、(いろいろなことを考えて)自身は手を挙げなかった。

 2年前も無投票で決まった。 ただし、県連会長の立候補届け出日があと2週間後だったら、恐らく選挙になっていたと思う。 詳しい経緯は書かない。 

 繰り返しになるが、これまでの県連執行部のパフォーマンスに何か問題があるわけではない。 自民党の支持率は好調な数字をキープしているし、野党の結集も進んでいない。 それでも、来年の4月は思った以上に厳しい戦いになる気がする。 政治家山本一太の直感がそう叫んでいる。

 自民党県連会長公選規定は、開かれた自民党を群馬の有権者に訴え、自民党への関心と支持を高めるために整備した舞台装置だ。 来年4月の県議選(地方統一選挙)を勝ち抜くための起爆剤として活用しないのは、あまりにももったいない!

 次回のその5では、自分自身が立候補する可能性について書く。


「fs山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」