2014年6月3日:パート2

 夜8時過ぎ。 先ほど帰宅。 今晩も腹筋と背筋、30分のランニングという定番メニューをこなす。 その前に本日2本目のブログを書く。 そう、So-netブログテーマ別(政治ジャンル)のアクセス・ランキング第1位を奪い返さねばならないのだ。

 ここからは前回のブログの続編。 1997年12月5日の参院本会議で、新進党所属の寺澤芳男議員が日本の対韓国金融支援について当時の橋本龍太郎総理に質問した。 次のような質疑を交わしている。

寺澤議員:「(前略)…APECに合わせて開かれた日韓首脳会談において、韓国金泳三大統領は、橋本総理に対し我が国からの対韓直接支援を要請しました。ところが、総理はあくまでIMFを中心とする国際的支援の枠組みでと消極的な姿勢を示したと聞いております。そこで、この会談における要請の内容について、総理よりお聞かせ願います。」

橋本総理:「(前略)…APECの際の日韓首脳会談についてのお尋ねがございました。議員のお尋ねでございますけれども、金泳三大統領から直接支援の要請はございませんでした。韓国がIMFに資金協力要請を行ったと述べられた上、成功のためには我が国や関係諸国の支援が必要だというご発言であります。私から、日本としてもIMFを中心とする国際的な支援の枠組みの中で協力を鋭意検討すると申し上げた次第であります…(後略)」

 さらに翌年(98年)3月12日の参院財政金融委員会で、新党友愛の今泉昭議員が同じ問題を取り上げた。 政府委員(黒田東彦・国際金融局長)とのやり取りは以下のとおり。

今泉昭議員:「(前略)…当初、IMFに援助を求めるということではなくして、日本に公的機関を通じた公的資金の助けを求めてきたという報道があったわけでございますが、これに対して日本はたまたま日本自体も金融不安というものを抱えて大変冷たい態度をとっていたと。したがって、これらの国々はやむを得ずIMFの援助に駆け込んだというようなことが伝えられているわけでございますが、この間の事情についてご説明いただければありがたいと思います。」

政府委員(黒田国際金融局長):「(前略)…少なくとも韓国政府から日本の政府に対して正式の金融支援の要請は結局、ございませんでした。IMFに融資を要請した後にはいろいろな形での支援の要請はございましたが、IMFに行く前に、IMFに行くのを避けるためにいわば日本に融資をお願いするということは政府対政府ではございませんでした…(後略)」

 ただし、いろいろな話を総合すると、韓国の中央銀行から米国と日本の中央銀行に対して、何らかのつなぎ融資のようなものができないかというフワッとした打診(?)のようなものはあった可能性がある。 いずれにせよ、政府間ではIMFに行く前に韓国から正式の要請はなかったということだ。

 あ、そろそろ運動タイムだ。 この続きは、「韓国通貨危機に対する日本の金融支援の評価:その6」で。

追伸:今晩の夕食はハムエッグ定食にする。 卵、古くなってないといいけど。 冷蔵庫に入れておいたから、大丈夫だろう。

 食事を作る合間に6秒間の鼻歌(バイン)も撮る。 時間もおカネもかからないストレス解消法だ。(笑) 最近、ランニングのBGMになっている「オペラ座の怪人」(PHANROM OF THE OPERA)でいこう! ええと、おもちゃのマスク、どこかにあったかなあ。

 ご飯を炊いている(=自炊をしている)間に「オペラ座の怪人」をしゃもじマイクで歌う大臣、世界に1人しかいないかも!(笑X2) 何しろ、イノベーション担当大臣ですから、ね。


「fs山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」