2014年5月14日:パート2

 間もなく夜11時。 「魚を焼いてサラダを作った後で、炊飯器のスイッチをオンにしていなかったことが発覚」という泣きそうなハプニングを乗り越え、何とか食事を済ませた。(ふう) 熱いほうじ茶を飲みながら、ブログの続きを書く。

 フジTV「新報道2001」が放送された翌日、韓国の主要メディア(中央日報)が、この番組に関する記事を掲載した。 他国のマスコミの報道について、論評するつもりはない。 が、韓国を代表する主要紙の1つが、日本のTV討論番組の内容にいちいち反応していることに、ちょっぴり驚いた。

 記事の内容を詳細に紹介することはしない。 が、山本一太領土担当大臣の発言に関しては、こんな趣旨の一節があった。 

 「司会者を含む9人の出演者があれこれ言う中で発言の機会を得た山本領土担当大臣は、『この番組で必ず発言したかったことがある』と言いながら、とんでもない話を始めた。『戦後の韓国の経済成長は日本の経済モデルを参考にした。日本が平和国家としての道を歩む中で、戦後、韓国に対して大きな経済協力をした。当時で言うと韓国の国家予算より大きい5億ドルを提供した。ソウルの地下鉄や製鉄業界への技術協力を含む様々な支援も行った。(韓国の国民は)日本が戦後、韓国の経済成長のためにどれくらい貢献したかを知るべきだ。』と。ひと言でいうと、韓国が感謝を知らないという趣旨の発言だった。」

 記事の論調はどうあれ、上記の部分の発言を紹介してもらったのは良かったと思う。 安倍内閣の領土担当大臣として、終始、冷静かつ慎重な発言を心がけた。 誤解のないように言っておくが、自分が(具体的なデータを示しつつ)強調したのは、以下の点だ。

 「韓国経済の安定は日本はもちろん、東アジア全体によっても重要だ。それを踏まえた上で言うが、日本は戦後、平和国家としての道を歩く中で、韓国との関係を常に重視して来た。たとえば、戦後の韓国の発展に様々な経済協力を通じて大きく貢献した。領土問題等で両国関係がギクシャクすることはあったとしても、韓国国民の皆さんに、その事実は知っておいて欲しい!」

 これも詳しいことは書かないが、97年の韓国通貨危機の際の日本の支援表明に関する金慶珠・東海大学準教授と自分の見方は違う。 この番組の議論は、当然、外務省も財務省もフォローしていたはずだ。 あの時、日本が国際的な枠組みの下で表明した100億ドルの支援と新宮沢構想で発表した83.5億ドルの支援をめぐる経緯と効果に関しては、改めて検証してみようと思う。 外務省が作成した動画の中でも、「日本の支援表明は、韓国の金融危機脱却に大きく貢献した」と明言されているのだ。

 あ、お湯が沸いた。 もう一杯、熱いお茶を飲む。

追伸:心はいつも通じあっている。 これがテレパシーってヤツかも。(笑)


「fs山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」