2014年5月11日

 いわゆる「韓流」がブームになる前から、韓国の若者文化(映画、ドラマ、音楽等)の波及力に注目していた。 日韓議員連盟とは別枠の若手議員交流を立ち上げ、(数年前まで)次世代の韓国国会議員との意見交換も続けていた。 

 安倍総理が何度も明言しているように、韓国は日本にとって価値観を共有する重要な隣国だと思っている。 良好な日韓関係は、アジア太平洋地域の平和と安定にも繋がる。

 「新報道2001」のスタジオ討論では、(日韓関係の重要性に言及しつつ)日本の経済協力が戦後の韓国の発展に大きく寄与した事実を指摘させてもらった。 次のような趣旨のコメントをした。 これだけは、どうしても言おうと思っていた。

 「様々な問題でギクシャクすることもあるが、日韓関係は極めて重要。意見や立場の違いはあっても、良好な関係を築かねばならない。その中で、韓国国民の皆さんに、1つだけ分かって欲しいことがある。それは、日本の経済協力が韓国の戦後の経済発展に大きな貢献を果たしたという事実だ。戦後、日本は平和国家としての道を歩む中で、日韓関係を一貫して重視し、韓国経済発展のために協力を惜しまなかった。」

 具体的な数字も示した。 「1965年、日韓基本条約で両国は国交を正常化した。同時に締結した請求権・経済協力協定に基づき、日本は10年間で5億ドル(無償3億ドル、有償2億ドル)の経済協力を実施した。これは当時の韓国の国家予算の1.6倍にあたる額。その他にも、様々な経済協力、技術協力を行った。結局、日本が韓国を支援した経済協力の累計額は、協定で約束した額の3.8倍に達した。」

 次の点も付け加えた。 「1997年に韓国が通貨危機に見舞われた際、日本政府が国際的枠組みの下で表明した100億ドルの支援表明+新宮沢構想の下での84億ドルの支援の発表は、韓国が危機を脱却するために大きく貢献した。」

 あ、携帯電話が鳴っている。 この続きは次回のブログで。

 
「fs山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」