2014年3月26日 *掲載順が前後します。

 本日は午前9時30分から午後2時20分まで衆院内閣委員会が、午後3時から午後5時15分まで参院沖縄・北方特別委員会があった。 内閣委員会では、内閣府設置法改正法案の質疑、採決。 沖縄・北方特別委員会でも、改正沖縄振興特別措置法案の質疑、採決があった。

 同じ日に2つの法案の採決があるのも珍しい。 2つの委員会を合わせると、60回以上(?)答弁に立った。(ふう) それでも、単なる揚げ足取りの質問は1つも出なかった。 いつものとおり、1つ1つの質問に丁寧に応じた。 「答えが長過ぎる」と叱られる場面もあったが…(笑) 

 沖縄・北方関係、科学技術関係の問題に本気で取り組んでいる議員は、(与野党の区別なく)真面目で、中身のある人が多い。 お世辞ではなく、心からそう思う。 そりゃあ、そうだ。 科学技術イノベーション政策なんてやっても、選挙区の票には結びつかない。 それだけ、国益を考えた活動をしている(=志が高い)ということだ。

 内閣府設置法の改正案は、総合科学技術会議の機能を強化する内容だ。 最大のポイントは、SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)の予算(500億)を内閣府に計上出来るようにすることだ。 質疑の中では、ハイリスク・ハイリターンの革新的な研究を支援するImPACT(革新的研究開発推進プログラム)も取り上げられた。

 内閣委員会で最初に質問に立った民主党の近藤洋介議員が、ImPACTの原型ともいえるFirst programme(ファーストプログラム)の新しい冊子を評価してくれた。 その上で、「最先端の日本の科学技術を中、高校生に知ってもらうことが大事。こうした資料を全国の高校、たとえばSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定された学校に配布してはどうか」という提案も。

 SSHの指定校には、1冊ずつ配ることにしていた。 が、この提案を受け、複数の冊子を送付するよう事務方に指示した。 近藤議員からは、ImPACTの制度設計についても注文が。 細かいやり取りは書かない。 でも、この質問を聞きながら心の中でつぶやいた。 「実はそのとおりなんだけど…なあ。」

 続けて質問者の席に座った津村洋介議員から指摘のあった「科学技術顧問の設置」はなかなか難しい問題だ。 が、これはこれで、真剣に検討する。 「総合科学技術会議とIT、知財本部との統合」についても、津村氏の問題意識は、しっかり頭の中に置いておきたいと思う。

追伸:参院沖縄・北方特別委員会では、自民党の島尻安伊子氏がトップバッターだった。 「島尻さんを応援するブログ」をどこかで書かねばならない。 野党委員も沖縄振興には前向き。 実際、改正沖振法案の採決は全会一致だった。 野党委員からの意見や注文でも、中身のある話はきちっとフォローする。 これが沖縄振興担当大臣としての基本姿勢だ。


「fs山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」